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“チェボンギュンの顔の骨のお話”
セットバック手術は
どのように行いますか？
突出口は
本来専門用語で
歯槽前突症(Dentoalveolar protrusion)といい、
突出口矯正のためのセットバック手術は
よくASO(Anterior Segmental Osteotomy)という
分節骨切断術という方法で手術をします。
突出口はよく
韓国、中国のアジア国家でたくさん発見されます。
そのためセットバック手術は
韓国でもたくさん施行されている手術です。
セットバック手術は
たくさん施行されているからか技術が発達して
手術時間もたくさん短縮され
１時間から１時間３０分もあれば
全ての過程が終わる手術です。
このようにセットバック手術は短い手術時間に比べて
効果はとてもドラマティックであり、
患者さん達の満足度がとても高い手術です。
しかし
セットバック手術において重要なポイントは
患者選別をきちんとしなければならないということです。
全ての手術においてそうですが、
必ず受けなくてはならない方が受けるべきで、
そうでないと人相がとても変わってしまいます。
某女性タレントが代表的な例で
よく話題になっておりましたね。
ではセットバック手術はどのように行うのでしょうか？
写真を見ながら説明します。
セットバック手術のために
赤色✕表示がされている歯を
上下左右１本ずつ抜歯をします。
そうすると
歯を抜いた空間ができますよね。
垂直に赤色斜線が引かれた部分が
まさにその空間です。
その空間分
突出している前顎を後ろへと押し入れる手術が
まさにセットバック手術です。
歯を抜歯してその空間(赤色斜線)分
上下の前顎を後ろへと押し入れる(緑色矢印)
セットバック手術を
横から見た時です。
このようにセットバック手術は
手術範囲が狭くて
手術も早く終わりますが、
回復も早い手術です。
しかし上で言及したように
必ず受けなくてはならない方のみ、
突出口が酷い方のみ受けなくてはなりません。
いくら突出口でも
突出口が酷くなければ
私はセットバック手術をお勧めしません。
もしセットバック手術が上手くいっても
人相がとても貧相に変わってしまうからです。
そのため突出口が酷くない方達には
他の方法をお勧めします。
私のブログ
をご参照ください。
セットバック手術患者さんの
セットバック手術前後レントゲンです。
セットバック手術前に赤色矢印分
上の歯が下の歯に比べて突出している
突出口です。
セットバック手術後に
上の歯と下の歯の間の間隔が
手術前に比べて格段に狭まり
突出口が矯正された姿です。
この患者さんは
セットバック手術と両顎手術、オトガイ手術を
同時に受けられたので、
スクリューやプレートが多いですよね？
今日は突出口矯正のための
セットバック手術についてお話しました。
ドラマティックに効果がよく
簡単な手術ですが、
突出口が酷くて
突出口矯正が必ず必要な方のみが
受けられなくてはならないということ…
必ず覚えておいてください。
突出口が酷くないのに
病院の勧めでセットバック手術を受けて
後悔されている方達が多いので
お話させていただきました。
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