CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
両顎手術の副作用
顔面神経麻痺
両顎手術の副作用の中でも
顔面麻痺に関して、
私が第一著者として参加した
論文を紹介したいと思います。
両顎手術の副作用の中では
珍しくはありますが深刻な副作用の1つである
顔面麻痺に関した論文が
口腔顎顔面外科学の権威ある
国際学術誌(SCIジャーナル)である
Journal of Oral and Maxillofacial Surgery (JOMS)
2010(68-7), 1615-1621に掲載されました。
この
Journal of Oral and Maxillofacial Surgery (JOMS)は
American Association of Oral and Maxillofacial Surgeons(AAOMS)
という
アメリカの顎顔面外科医師たちの集まりから
発行されているジャーナルです。
そのため
顎顔面分野では
最も権威あるジャーナルとして知られております。
両顎手術の副作用の一つが
顔面麻痺が深刻な理由は、
とてもとても稀な副作用だけれども
一旦発生した場合には
社会生活等まで支障が出てしまうためです。
両顎手術の副作用の1つである
顔面麻痺は
私が1年間研修を受けた
両顎手術専門病院の場合
両顎手術患者全体の0.1%で発生したが、
最長6ヶ月以内に100%まで
回復したという内容です。
先日
頬骨縮小術後に発生した
顔面麻痺患者がいたのですが、
頬骨縮小術後には
ほぼ可能性はないと考えて大丈夫です。
発生した理由が全く異なるからです。
結論は
正常的な手術過程を通じて
両顎手術を受けた場合、
両顎手術の副作用の1つである顔面麻痺については
ご心配なされずに手術を受けても大丈夫だという
内容でした。
もし起こったとしても全て回復します。
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