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“チェボンギュンの顔の骨のお話”
セットバック手術の副作用
長期休暇が近づくと
たくさんの方から顔面輪郭手術について
お問い合わせをいただくのですが、
最も気になられている部分が
副作用についてです。
そのためここ数日
私が実際に手術しながら経験した
顔面輪郭手術の副作用について
お話をしておりました。
今日はセットバック手術の副作用です。
最近
顔面輪郭手術、顎矯正手術が流行しながら
手術を行う病院もたくさん増えてきました。
増えたのではなく
ほとんどすべての病院に顔面輪郭専門医がおります。
たぶん韓国程
顔面輪郭専門医が多い国は
ないんじゃないかと思います。
外国では
形成外科自体がとてもスペシャルな分野なのですが、
顔面輪郭手術、顔の骨の分野はその中でも
とてもかなりスペシャルな分野で
誰でもしようとは思われておりません。
考えもできないです。
特別な顔の骨専門機関で研修を受けて
顔面輪郭手術を行います。
しかし韓国国民は
朝鮮自体から手先が器用だからなのか、
先日もお話したように
１時間の説明だけ聞いて
セットバックも両顎もこなします。
誰でも手術をするのは問題ではありません。
形成外科専門医として
当然可能だとは思いますが、
問題はとても稀で珍しい副作用が
あたかも当然のようにお話されながら
患者さん達がかなり誤解をされているということです。
実例として先日ある患者さんが
私の病院にお越しになりました。
他病院でセットバック手術を受けられたのですが、
歯が４つ死んでおりました。
そのためお聞きしたところ
患者さんは
“セットバック手術をしたら
歯が死ぬのが当然じゃないんですか？”
と仰られました。
そのため
どこでそんなことを言っていたのですか？
とお聞きしたところ、
患者さんは
“手術をした病院で元々そうなるのだと言っていました”
とお話されました。
ただ何のお話もせず、
他の手術についてのカウンセリングを致しました。
他の例だと
先日モデル出身のある女性の方が
両顎手術を受けられて
下唇に感覚がないとテレビ番組に出演しながら話しており、
両顎手術をすると当然
下唇の感覚が全くなくなるものだと言っておりました。
そんなわけはないとお話したかったです。
もちろん私も
１度歯が壊死して
海外研修時代両顎手術をしながら
神経を２回切った時があります。
もちろん神経接合をして
問題にはなりませんでしたが、
このように起こるかもしれない副作用なのは
間違いないですが
とても稀な副作用です。
私が今まで数多くのセットバック手術をしてきましたが、
１回だけ、１つの歯に壊死があったのみで
とてもかなり稀な副作用です。
セットバック手術後の歯の変色、歯の壊死については
私のブログ→☆をご参照ください。
本論に戻って
そのような実際の手術にて起こる可能性のある
セットバック手術の副作用には
何があるでしょうか？
１つ目は
上でも少しお話した歯の壊死です。
充分に起こる可能性がある副作用ですが
とても稀な副作用だとお話しました。
２つ目は
過矯正です。
この部分は形成外科医師の経験が
かなり重要になってくる分野です。
ただ単にレントゲンだけ見て
手術計画を立てて押し入れたなら
某タレントのように不自然な形になります。
そのため顔のプロフィールに関する経験、
セットバック手術の経験が必要になります。
３つ目は
前顎全体の壊死です。
私は１度だけ耳にしたことはありますが、
実際に見たことはありません。
ただ無視されても大丈夫だと思います。
このようにセットバック手術は
副作用がとても少なく安全で
効果はドラマチックな手術です。
手術時間も短いです。
ただ、
必ず手術を受けなくてはならない患者さんのみ
受けなくてはなりません。
セットバック手術前後のレントゲンです。
セットバック手術前です。
上顎にプレートが見えますが、
これは頬骨手術を以前受けられた痕跡です。
セットバック手術後のレントゲンです。
口がたくさん入ってますね。
今日は
実際の手術室で起こるかもしれない
セットバック手術の副作用についてお話しました。
上でもお伝えしたように
セットバック手術は副作用がとても稀で
手術時間が短く、
効果がドラマチックな手術です。
セットバック手術の副作用に関して
ご心配なされずに手術を受けられてください。
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