CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

両顎手術 顎間固定 -3

 

 

 

今日は

両顎手術後に

顎間固定を必ずしなければならないのか

についてのお話、最終回です。

 

最終回というと

どこかドラマのようですねㅎㅎㅎ

 

 

 

以前2回にわたって

両顎手術後に顎間固定をしないための条件であり、

両顎手術後に顎間固定を必ずしなければならないと

主張する方達の根拠になる

2つについてお話しました。

 

つまり、

完璧な骨切りと完璧な固定

そして下顎の安定的な固定をしたなら、

顎間固定は必要がないというお話をしました。

 

もちろん簡単ではありません。

 

私が海外研修時代

両顎手術をしてから2日後に

再手術をしたことがあるのですが、

本当にその恥ずかしさといったら…

 

そのような再手術を3回もしたので…

 

想像できますか?

 

そうでなくても外国から来たドクターが

現地病院のドクターたちもすることができない

この大きな手術をしているのに

再手術までしているから

周囲では噂も多かっただろうし

 

その当時は忙しくて考える暇もなかったですが、

今考えてみると…ㅎㅎㅎ

 

それでも指導教授からは

教科書にも載っていない

自信のノウハウを目の前で全て教えてくださりながら

最後まで私が責任をもって手術ができるようにしてくださったため

習得することができました。

 

 

 

実は

両顎手術を専門として専攻したのですが、

私が2008年3月に研修に行ったときは

韓国で両顎手術を知っている一般人は

ほとんどおりませんでした。

 

しかし1年後に戻ってきたら

全国民が知っている

二重手術ぐらいの

一般の整形手術になっておりました。

 

国民たちは熱狂して

医者達は誰でも構わず手術をして、

 

しかも

セットバック手術を一度も見たことがない方が

私がスターバックスで

1時間半かけて説明してあげた話だけを聞いて

セットバック手術をしたかと思うと、

 

両顎手術を1度もしたことがない方が

インターネットでは両顎専門医になっていて

笑ってしまうぐらい驚きました。

 

 

 

このような驚きの中でも最も衝撃だったことが

まさに顎間固定でした。

 

私も研修時代に数多くの両顎手術をしましたが、

顎間固定をしたこともなかったし

想像もしていなかったことだったからです。

 

もちろん

手術技術が発達していなかった昔には

顎間固定をしておりました。

 

しかし想像してみてください。

 

上下の顎をワイヤーで結んで

口を開けられないようにされたら、

人はどうやって生きればいいのでしょうか?

 

それも手術のせいで痛いし腫れて

麻酔のせいで吐き気もして…

 

ご飯どころか水さえもストローで吸って…

 

その状況で吐いてしまった日には

嘔吐したものが気道を塞いで呼吸ができなく、

事故が起こるのです。

 

ある患者さんからは

私に命懸けで両顎手術を受けなくてはいけないのか

とお聞きになられたのですが、

このようなケースを

どこかで聞いてこられたようです。

 

 

 

顎間固定をされる方達は

手術後に安定的な結果のために、

結果が重要だから

必ず顎間固定をしなければならないと言います。

 

しかし考えてみてください。

 

顎間固定をしなくても

手術結果が同じく安定的だったら

敢えて生命を脅かすリスクを踏まえてでも

顎間固定をしなければいけないでしょうか?

 

つまり

両顎手術後に顎間固定をする固定両顎手術と

顎間固定をしない無固定両顎手術

或いはノータイ両顎手術の結果が同じだったら、

 

生命の危険を知っていながら

固定両顎手術を受けなくてはいけないのでしょうか?

 

ただ、上でお話した2つの条件を

十分に満足させることができる経験と知識。

 

このためには

両顎手術専門機関でのトレーニングが必要でしょう。

 

 

 

しかし、

手術者が以前にもお話して上でも簡単に言及した

2つの条件を確実に充足させることができなかったら、

顎間固定をしなくてはいけないですよね。

 

 

 

顎間固定の方法です。

 

ワイヤーで結んだりゴムで結んだりします。

 

 

 

上のように

両顎手術後にワイヤーやゴムで

上下の顎をガチガチに結んでおく顎間固定をして

数日間でも耐えることができるかどうか、

 

私なら耐えられないと思います。

 

 

両顎手術後の顎間固定…

 

深刻に考慮してみてください。

 

 

 

 

いつもお話しておりますが、

私のブログの内容は私の個人的な手術法です。

 

意見があるかもしれません。

 

特に両顎手術のような

様々な手術法と手術後の管理法がある場合には

よりそうでしょう。

 

結局選択は

患者さんがすることになるのです。

 

しかしある一部病院で

それは不可能だ、できないと言っていたからといって

全ての病院で不可能なわけではありません。

 

私自身もいつも私の方法が良いと考え

私の手術法に執着しておりますが、

私が使う手術法よりもより良い方法を使っている方達が

いらっしゃることと思っております。

 

いつでも助言してくだされば傾聴しております。

 

 

 

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