CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
間違えて認識されている
顔面輪郭手術の副作用 6
頬骨縮小術後に口を開けたら
副作用、たるみが起こる?
多くの患者さんから
頬骨縮小術後に口を開けると
(もちろん大きく開けたらのお話でしょう)
頬骨手術の副作用
頬のたるみが発生したり、
頬骨が外れたりする副作用が起こるんではないかと
お問い合わせをいただきます。
結論からお話すると、
頬骨縮小術の副作用である頬のたるみや
頬骨が外れることは
口を大きく開けたからといって起こるわけではありません。
ただ、
いつも強調している固定をした場合にはです。
口を開けたからといって
問題が生じる程度に手術をしてはいけないでしょう。
そのような手術は受けてもいけません。
頬骨手術は
以前私のブログでもお話した通り、
頬骨の本体と頬骨弓(アーチ)部位を骨切りして
押し入れて固定をしてあげる手術です。
このように完全に骨切りをして
再配置をさせた頬骨の骨片が外れてしまったり、
下へと下がってしまう原因になる
最も大きな要因であり
主な原因は
まさに咬筋という咀嚼筋です。
しかしこの筋肉は
私たちが食べ物を噛むときに使う筋肉で
口を開けるときには
ただダラーッと緩んでいると考えてくださると
分かりやすいかと思います。
筋肉は収縮しながら力を使うためです。
(もちろん伸びながらも
ある程度の引力が加わったりもしますが
これは微々たる程度の力です。)
つまり
口を開けるときには
頬骨の骨片には加わる力がありません。
手術した頬骨に問題が起こる要因には
全くならないということです。
頬骨手術後に安心して口を開けて、
あくびもされてください。
しかし私の場合には上でもお話した通り
咬筋の影響のせいで
頬骨手術後約3カ月間は
固いものや噛み切れないような食事は
避けてくださいとお伝えしております。
もちろん
しっかり3カ所固定をしているので
単純に噛む力で広がってしまったり
折れてしまうことはないですが、
それでも私がいつも強調している
“万が一”起こるかもしれない副作用を防ぐために
お願いしております。
普通の白米、キムチなどは食べても大丈夫です。
最後に頬
骨縮小術と咬筋との関係です。
私たちが食べ物を噛んだり
歯を食いしばる時に使用する咬筋という咀嚼筋が
下顎と頬骨にくっついている姿の絵をお見せします。
青色矢印がまさに咬筋です。
上側に頬骨(上の丸)と下側に下顎(下の丸)の
間に付いています。
しかし私たちが食べ物を噛んだり
歯を食いしばる時に
この咬筋を使わないわけにはいきません。
つまり
咬筋が収縮するようになるのです。
そうすると当然
頬骨は引き下げられるようになります。
これでなぜ
頬骨縮小術時に固定を必ずしなければならないのか
理解できましたよね???
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