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“チェボンギュンの顔の骨のお話”

オトガイ手術
T字骨切り&Y字骨切り
オトガイ形成の比較
整形手術の中でも
顔の形を最もドラマティックに変えられる手術が
顔面輪郭手術なため、
最近とても流行しております。
顔面輪郭手術の中でも
オトガイ手術についてたくさん言及されておりますが、
これはエラの部位を含めた下顎の形が
広いかまたは細いかによって
顔の形が洗練されて見えたりもするし
少し強そうに見えたりもして、
人相を決定づけるのに重要なためです。
次の患者さんをご覧いただくと
お分かりいただけると思いますが、
顎先が角張っており広く強く見える反面、
スリムで少し尖って見えると
洗練されて鋭いイメージになることが
分かるかと思います。
顎先の形の重要性をお見せするため
T字骨切りオトガイ手術前(上写真)と後(下写真)
姿を比較してお見せします。
ではよく言う
T字骨切りオトガイ手術とY字骨切りオトガイ手術
どちらが良い手術方法でしょうか?
結論からお話すると
T字骨切りやY字骨切り
現在どちらも使われている方法で、
2つの手術法は
どちらの手術が良くどちらの手術が悪い
ではなく、
患者さんの状態によって
選択をしなければならない方法です。
顎先を細くスリムにするオトガイ手術を行う時の
高さや細めなくてはならない幅の程度によって
T字骨切りを使用するケースがあり、
Y字骨切りを使用しなければならないケースがあり、
或いは逆V字骨切りという“ㅅ”骨切りを
しなければならないケースがあります。
絵でお見せすると
下のような一般的な場合
T字骨切りオトガイ手術を行うようになります。
下の絵はY字骨切りオトガイ形成です。
見て分かるように
T字骨切りオトガイ手術でもY字骨切りオトガイ手術でも
どちらも同じ手術で、
骨切り線をどのように入れるかによって
名前が変わるのです。
たまに神経線やその他条件が良くない場合、
下のように逆V骨切りをするようになります。
上の3つの場合
見て分かるように、
それぞれのオトガイ手術の方法が
全て異なる方法ではなく、
同じ方法のオトガイ手術の方法として
状況によって
骨切り線の方向がどのように入るかによって
変わってくるということです。
しかし
それに名前を異なって付けて
あたかも全く違う新しい手術かのように
Y字骨切りオトガイ手術だ
と広告が出ておりますが、
マーケティングの一環だと考えられます。
最近はバズらせることが重要だからです^^
しかし
各々手術時に
注意しなければならない事項があります。
Y字骨切りオトガイ手術の場合
神経損傷に留意しなければなりません。
下の絵で分かるように
骨切り線が後ろへ行くほど
神経が損傷する確率が高いです。
神経は神経が出ている穴よりも
下へと一度降りてから上がります。
黄緑色矢印が指している部位で
神経(赤色点線)線が損傷する可能性があります。
Y字骨切りオトガイ手術時には
とても注意しなければならない構造です。
逆V骨切りオトガイ手術の場合、
“ㅅ”型の骨切りの上の部分が
歯を傷つける可能性があるため
注意しなければなりません。
Y字骨切りオトガイ手術を広告する時、
T字骨切りオトガイ手術時
2次角或いは段差ができるけれど
Y字骨切りの場合は段差ができないといいます。
これは手術者がどのように手術を
きちんと行うかによって異なるもので、
Y字骨切りだからといって段差ができず、
T字骨切りだからといって段差ができることではありません。
T字骨切りオトガイ手術時
下の絵のような構造がまさにその段差です。
まさに黄緑色矢印がその段差ですが、
紫色のようなエラ削り骨切りをきちんとしてあげることで
2次角や段差が生じません。
私がT字骨切りオトガイ手術をしたケースの
レントゲンをお見せします。
上の黄緑色矢印のような段差が
ほぼないですよね。
上のレントゲンを見ると
一般的なT字骨切りオトガイ手術時を施行した時も
段差現象が全くないことが分かります。
つまり、
T字骨切りでもY字骨切りでも
手術者がきちんと手術をすれば
段差現象や2次角のような現象はなく、
T字骨切りオトガイ手術をするか、
Y字骨切りオトガイ手術をするかは
患者さんの状況によって異なる
ということをお伝えします。
T字骨切りオトガイ手術とY字骨切りオトガイ手術…
2つの内どちらの手術がより良い、悪いとは
いうことができなく、
状況に合わせてきちんと選択をして
きちんと手術をすれば
何の問題が起こることもなく、
また新しい手術法ではなく
現在誰もが使用している手術法だ
ということをお話いたしました。
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