CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

代表的な顔面輪郭手術

エラ削り手術・頬骨縮小術・顎なし手術の

副作用

 

 

 

顔面輪郭手術というと

顔の形態を矯正する手術として

大きくエラ削り手術、頬骨縮小手術、顎先手術と

このように3つの手術に分かれます。

 

顔面輪郭手術は

顔の骨を切った後

再度くっつける手術として分かりやすいですが

額にプロテーゼを入れたり

特定部位の脂肪を除去するなどの矯正も含め称されます。

 

今回は輪郭3点と呼ばれる

エラ削り手術、頬骨縮小手術、顎先手術には

どんな副作用があるのかお話していきます。

 

 

 

   顔面輪郭3点の副作用事例 1  

エラ削り手術

 

 

患者の立場から考えて

再手術を受けるべきか、受けないべきか

最も悩むケースが

エラ削り手術後効果が微々たる時です。

 

目立って顎の形がおかしくなったわけでもなく、

感覚異常などの機能に問題が出たわけでもないため

また全身麻酔をして

安くもない金額をかけて

再手術をしなければならないということは

決して簡単なことではないでしょう。

 

 

危険負担を少なくして手術を受けると

2次角は発生し、

2次角を少なくするために数回にわたって骨切りすると

出血はもちろん手術時間が長くなります。

 

そして2次角をなくすために

また大きな効果を得るために

過度な骨切りをすると

別名犬顎や神経損傷の危険が生じることがあります。

 

 

エラ削り手術の副作用01:2次角

 

 

一般的にエラ削り再手術を要する副作用の中でも

最も良くある副作用は

2次角を含めた滑らかではない顎のラインです。

 

2次角とは

顎骨切り時に直線に切った場合発生します。

 

あまり角がないように見えますが

実際に触ってみるとボコっと出ているように見えます。

 

(直線骨切り時に発生する2次角)

 

 

そのため

2次角を少なくするための代案方法として

数回骨切りするようになります。

 

しかし数回骨切りしたからと言って

滑らかに繋がるわけではないため

触った時にボコボコして手術した痕跡が

相変わらず分かります。

 

それよりももっと重要な点は

周辺組織に数回損傷を与えるため

手術後の腫れがより酷く

出血の危険性もとても大きくなります。

 

もちろん手術時間も

よりかかるしかありません。

 

(数回にわたり骨切りした時)

 

 

 

エラ削り手術の副作用02:過度な骨切り

 

 

直線に切った場合

少量しか切らない時には上のように

2次角がより目立つようになります。

 

そのため2次角を少なくするためだとか

或いはたくさん骨切りするために

前側までたくさん骨切りした場合

所謂犬顎になります。

 

(過度に骨切りした時)

 

また過度な骨切りは

神経損傷が生じる可能性があります。

 

下歯槽神経は

曲線を描きながら前顎から出てくるのですが

たくさんの量を骨切りする場合には

必ず曲線に切ることで神経損傷を防ぐことができます。

 

(過度な骨切りによる神経損傷)

 

(エラ削り手術により発生した2次角の実際の症例)

 

 

そうすると

どのようにすれば副作用なく

エラ削り手術を受けることができるのでしょうか?

 

上のすべての副作用の事例について心配いらない方法が

まさに長い曲線骨切り術です。

 

2次角発生もないだけではなく

数回にわたり骨切りする必要もなく

神経損傷も心配ない手術方法です。

 

一般的なエラ削り手術(左)/長い曲線骨切り術(右)

 

 

 

 

   顔面輪郭3点の副作用事例 2  

頬骨縮小術

 

 

頬骨縮小術を受けるために

カウンセリングに来られた患者さん達が

最も質問されて心配されている副作用が

‘頬のたるみ’です。

 

患者の中には

頬骨縮小術を受けると頬のたるみが100%起こるから

‘副作用のない頬骨手術はない’とお話される方もおり、

最近は頬骨手術後に頬のたるみを防止するため

手術とリフティングを一緒に行うプログラムもあるそうですが

その効果について質問される方も多いです。

 

 

頬骨縮小術の副作用:頬のたるみ

 

 

頬骨手術後に生じる頬のたるみには大きく2つありますが

‘major頬のたるみ’と‘minor頬のたるみ’です。

 

minor頬のたるみは

骨を縮小した後残った肉が弛むことですが、

他人がほとんど分からない程度の微細な頬のたるみなため

再手術を受ける必要もなく

皮膚のタイトニング施術を受けると良いです。

 

しかし

major頬のたるみは

頬骨縮小術時に頬骨がきちんと固定されておらず

頬骨が外れて弛みながら

骨にくっついていた肉まで弛む

まさに患者さん達が訴えられる副作用、

本当の頬のたるみです。

 

(頬骨縮小術後に固定をしておらず弛んでしまった頬骨)

 

 

頬のたるみの原理について

簡単に写真と一緒にご説明すると、

 

(咬筋の位置)

 

噛む筋肉、

つまり咬筋がエラと頬骨の間にくっついており

食べ物を摂取したり噛んだりする度にこの咬筋が収縮し、

収縮する過程で

頬骨を引っ張ったり引き上げたりするようになり

それが繰り返されることで

自然と頬骨が弛んでしまうようになります。

 

そのため

必ず頬骨縮小術時には固定がしっかり行われることで

頬骨手術後の頬のたるみを予防することができます。

 

 

 

   顔面輪郭3点の副作用事例 3  

顎なし手術

 

 

顎先手術後に起こる副作用としては

顎先にしわができるケースがあります。

 

‘梅干ししわ’、‘クルミしわ’などと呼ばれ

梅干しの種のボコボコしたしわのように

下顎部位にしわができる現象をいいます。

 

 

顎先手術副作用01:梅干ししわ

 

 

顎先手術後に生じる顎先のしわは

‘Mentails muscle’という

オトガイ筋によりできるものです。

 

この筋肉は

下の前歯のすぐ下の骨にくっつき

顎先の皮膚につながっている筋肉で、

私たちが下唇に力を入れる時に

顎先にボコボコとしわを作る筋肉です。

 

(顎先手術後に梅干ししわができた顎の事例)

 

 

顎先手術後の副作用が生じる原因は

顎先手術をするためには

下の前歯のすぐ前側に切開を入れて

骨まで剥離をしなければならないのですが、

その過程で‘Mentails muscle’を切断するようになります。

 

しかし手術が終わった後に

この切断された筋肉を元々の通りに

きちんと繋げて上げなくてはならないのですが、

この過程で問題がある場合

梅干ししわが作られたり溝ができて凹んだりします。

 

 

顎先手術の副作用02:改善方法

 

 

このように梅干ししわ副作用である

顎先のしわができた時の方法としては

2つあります。

 

 

1つ目は

再手術を行って

顎先の筋肉を再度きちんと配列してあげる方法です。

 

局所麻酔で施行される簡単な手術ですが

口内から切開を行うため

手術後の飲食には注意していただき

口腔清潔に気を使っていただかなくてはならないなど

少しの間は注意しなければなりません。

 

顎先のしわの程度が酷い場合に

使用される方法です。

 

2つ目の方法は

ボトックスで簡単に解決することができます。

 

顎先のシワの程度が酷くなく

再手術を望んでいない場合に使用します。

 

 

顎先手術後に生じる副作用である顎先のしわは

出来た後治療も重要ですが、

できる前に顎先手術時に

筋肉をきちんと再配置して縫合をすることが

何よりも重要です。

 

しかし問題は

写真上では顎先の筋肉がきちんと見えるけれども

実際手術室に入り口内粘膜を切開してみると

血に染まっているため

筋肉なのか他の軟部組織なのか

区別ができないということです。

 

そのため経験が重要なのです。

 

しわが少ない副作用をボトックスで改善した事例(左)

しわが多い副作用を再手術で改善した事例(右)

 

 

 

今まで

顔面輪郭の代表的な手術の副作用事例について

お話しました。

 

大金を使って辛い思いをして手術を受けたのに

誰も分かってくれなかったら、

以前よりも顔がもっとおかしく見えてしまうようになったら、

安全に手術が行われたとしても

成功的だったとは言うことができません。

 

反対に無理な手術計画は

過矯正が発生する可能性があり

安全まで危険になってしまいます。

 

成功的な顔面輪郭手術は

安全さを元に、やりすぎだったりしなさすぎだったりしない、

バランスの取れた顔、

まさにそれです。

 

 

 

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