CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

エラ削り手術後、感覚がありません…

神経損傷ですか?2

 

 

 

前回に引き続きまして

エラ削り手術時の神経損傷を受ける可能性がある場合

2弾になります。

 

前回の1弾を必ずご覧になられてください。

 

 

 

 

 

神経が傷つく可能性がある他の原因は

皮質骨骨切りです。

 

最近

皮質骨骨切り手術が流行ですが、

皮質は必ず

分割して無くしてあげる方法を使わなくてはならなく

垂直方向に短刀に皮質を切り取ってはいけません。

 

 

数カ月前

インターネット上で

実際に皮質骨を一度にためらいなく切ったところ

神経が切られてしまった写真を見たことがあります。

 

 

皮質は除去する時は必ず皮質だけ

神経から分離して除去をするか、

削る方法を取らなくてはならなく、

一度に切り取る方式は

神経を切ってしまう可能性があります。

 

 

 

また神経が骨の中を通って

顎先のオトガイ孔を通じて外に出て

下唇や下顎に分布しておりますが、

オトガイ孔から出ている神経が

組織を引っ張っている時に切られてしまうことがあります。

 

つまり、

骨の外で軟部組織をかなり引っ張ったり

刃が出たり入ったりする過程で

神経が損傷を受けたりします。

 

 

この場合は

エラ削り手術時に生じることがある神経損傷の中でも

唯一神経接合が可能なケースです。

 

もちろん

この部位の神経接合が

言葉のように簡単なわけはありません。

 

私が私の教授から教わった方法が簡単ではありますが

現在外国のジャーナルに掲載するために

論文を作成中です。

 

 

しかし少しでも気を遣えば

この種類の神経損傷は予防が可能です。

 

 

 

以上で

神経を傷つける可能性があるケースをお話致しました。

 

 

 

 

 

結論

手術者がレントゲンなどの手術前検査を確実に行い

油断せず、原則的な手術を行ったら

絶対に起こることがない

とても稀な副作用だということです。

 

 

もちろんそのためには

エラ削りに関した解剖学的な知識を

確実に知っておかなければならなく、

手術器具を自由自在に使用することができる程度に

手術経験が多くなくてはならないですよね。

 

 

よって顔面輪郭専門医ではないといけません。

 

 

 

併せて以前お話した通り、

長い曲線の骨切りをすることで

最も自然な顎のラインを作ることができるのと同時に

たくさんの量の骨切りにも神経線が損傷を受けず

安全な手術が行うことができると思います。

 

 

 

先日お見せした

神経が損傷してしまった患者さんのレントゲンの中でも

今日は正面のお写真をお見せします。

 

下顎がVラインになったというよりかは

四角形になってしまい

再手術をご予定されております。

 

 

 

 

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