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“チェボンギュンの顔の骨のお話”
間違えて認識されている
顔面輪郭手術の副作用１
セットバック手術副作用
歯の損傷・壊死(歯槽壊死)
最近
顔面輪郭手術
(エラ削り手術、頬骨手術、セットバック手術、両顎手術)の
副作用、合併症に関したお問い合わせを
たくさんいただきます。
もちろん手術を受けると
副作用、合併症を心配しないわけにはいきません。
私が以前にもブログに書きましたが、
副作用がない手術というものは存在しなく、
副作用なく手術する医師も存在しません。
しかし
このような顔面輪郭手術の副作用の中でも
少なからず間違って認識されているものがあり、
また誇張されているものがあります。
しかもある方からが
私たちの病院のホームページや
私にコメントを書きながら仰られることが、
顔面輪郭手術の副作用が生じることは
ロシアンルーレットのようなものだ
或いは運だとのことでしたが、
手術が運に左右されるのなら
そのような手術は怖くて受けることができますか？
絶対に受けてはいけないですよね。
しかし
副作用とはごく一部に起こる現象です。
もし副作用が頻繁に起こるなら
その手術は認められなかっただろうし、
そのような手術はしてもいけないし、受けてもいけないですよね。
そのため
私がいつも強調しておりますが、
全ての手術は流行している手術ではなく、
長い期間の間で検証された、
原則に根拠を持つ手術を
受けられなくてはなりません。
そのため今日から数日間は
顔面輪郭手術
(エラ削り手術、頬骨手術、セットバック手術、両顎手術)の
副作用の中でも
間違って認識されている部分について
お話しようと思います。
それぞれの副作用については
既にブログでお伝えしたことがあります。
参考にしていただき、
誤解されている部分についてだけ
お話したいと思います。
今日は1つ目として、
セットバック手術の副作用である
歯の壊死についての誤解です。
セットバック手術の副作用の1つである
歯の壊死については
私のブログ→☆
で言及しております。
数日前に
ある患者さんがいらっしゃったのですが、
セットバック手術後に
歯が４本壊死されておりました。
そのため
上顎の骨の前歯４つの色が変わっております。
しかしその患者さんは
当然セットバック手術をすると
歯が全て壊死すると思っていらっしゃいました。
どこでそんなことを聞いたのですか？
とお聞きしたところ
手術した病院で
元々セットバック手術をすると歯が死んで色が変わると
仰られていたそうです。
先生がそのように仰られることはないと思います。
カウンセラーや看護師など
患者さんを混乱させないように
そのように言い回したのかと思います。
もちろん
歯が死んだとしても
歯がすぐに抜けたりすることは
ほとんどありません。
色だけ変わって見えます。
しかし
歯自体が死んでおります。
いつかは神経治療など
歯科の治療を受けなくてはならなく、
歯の根に膿ができたりもします。
セットバック手術後の歯の壊死はもちろん
起こる可能性が充分にある副作用で
教科書にも言及されている程度の
いつでも発生可能な副作用です。
しかし私がお話したいことは
セットバック手術時
当然生じる合併症ではないということです。
極稀な副作用です。
私もセットバック手術を数年してきましたが、
１回、それも1つの歯だけに壊死が起こったことがありました。
それぐらいで
ほとんど無視しても良いぐらいの副作用です。
手術前レントゲンなど徹底的に検査を行い
これを見ながら手術を行うためです。
私がこのようなことをお話する理由は
当然歯が壊死すると思って
手術をためらう方が多いのですが、
何年に１度起こるか起こらないかの副作用なため
手術を諦めるようなことが
無くてはならないと
お伝えしたいからです。
セットバック手術は
１時間～１時間半で終わる簡単な手術でありながら
効果はドラマチックな手術です。
このような
極稀な副作用が怖くて手術を諦めることがないことを願う思いで
このようにブログを掲載いたします。
セットバック手術患者さんの前後写真です。
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