CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

顔面輪郭(頬骨 エラ 顎先)

再手術、再建には3Dプリンター再建?

自家組織、自家骨移植再建?

 

 

[顎先再建に使われた自家骨、エラの骨です]

 

 


今日から数回に分けて
最近話題である
3Dプリンターを利用した顔面輪郭再建

及び自家骨を利用した再建に関して

お話したいと思います。

 

 

 

本格的な再建手術の方法についてお話する前に
私たちの
骨の生理について先にご説明します。

 

私たちの骨は変った性質を持っています。

私たちの骨は

力を受けるとより強くなり、
力を受けなければ骨が弱くなり

全体的な骨の量が減る性質を持っています。

 

専門用語で‘Piezoelectric effect’と呼ばれます。
韓国語では‘圧電気効果?’といいます。

 


若い人の骨と年を取ったお年寄りの骨を

先に比較してみます。

 

まず若い患者さんの骨です。


 

下に青色矢印で表示された部分を見ると
非対称で左右が少し違いますが

骨の高さは中央の部分や左右側が

同じように維持されています。


 

上の写真の矢印のように

中央と左右の骨の厚さが同じように維持される理由は

 

下の青色丸のように

歯が咀嚼運動により受けた力が
下の顎骨に伝わるからです。


つまり顎骨に圧力が加わるのです。

 

 

 

 

 

 

次は年を取ったお年寄りの顎骨です。

 

 

下の写真の矢印を見ると


中央部分の青色矢印

長くて骨厚さが維持されている反面、


左右の赤色矢印

非常に小さくなっていて

骨がたくさん減っている姿が分かります。

 

 

上の真ん中の青色矢印と左右の赤色矢印の長さが異なる、

つまり骨の厚さが違う理由は何でしょうか。

 


下の写真で

青色丸は前歯がきちんと維持されていて
赤色丸は歯がなくなってインプラントをしています。

 

 

つまり

年をとって歯が抜けたりすることで

顎骨に力が伝わらなくなり
簡単に言うと
骨が溶けて

骨の全体的なボリュームが減ってしまったのです。

 

 

上でお話した骨の性質

そのまま現れた写真です。

 

 

今日このように

年を取ることによって起こる骨の変化をお話した理由は
最近の顔面輪郭手術、

エラ削り手術、頬骨縮小術、顎先手術などの副作用によって
顔面輪郭再建をしなければならないケースが多いのですが

 

最近話題になっている3Dプリンター

まるで万能薬や、全知全能な物のように
間違えて認知されており、

また実際このような再建手術が分け隔てなく行われていて
これについてご説明しようと思い、

少し私たちの骨の基本的な性質についてお話しました。

 


私がいつも私のブログで強調する部分…


すべての手術は確実に検証された手術方法

施行されなければなりません。


その理由は私たちの体だからです…

 

また、もう1つの理由は、

これからも40~50年生きていかなければならないためです。

 

 


次も今日に引き続き
自家組織である
自家骨を利用した顔面輪郭再建手術と
3Dプリンターを利用した顔面輪郭再建手術に関する話を

しようかと思います。

 

 

 

 

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