CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

韓国両顎手術の偽りと真実

 

 

 

   韓国両顎手術の偽りと真実 1  

両顎手術専門医と顔面輪郭専門医は別にいる??

 

 

まず

両顎専門医や顔面輪郭専門医という制度は

存在しません。

 

内科や外科のような

また違う科目と同じように、

形成外科も4年間のレジデント過程を修了して

形成外科専門医の資格を取得する時までは

形成外科のすべての分野を

まんべんなく勉強します。

 

これはどういう事かというと

つまり、一つの分野だけを

重点的に勉強して手術するのではなく、

形成外科で行われているすべての分野を勉強して

手術をするようになります。

 

その次に

形成外科専門医の資格を取得してから

ようやく専任医(教授職)過程

或いは海外研修過程を通じて

自分のしたい分野、

例を挙げると顔面輪郭或いは胸の分野、

目、鼻などのそれぞれの分野で

集中的に勉強をし研究をします。

 

そうすると

その分野の専門家になることができるのですが、

だからといって

顔面輪郭専門医、胸専門医などのタイトルを

くれたりはしません。

 

 

 

そうすると

‘手術をする病院を選択する基準’は

何でしょうか??

 

 

 

最も重要なことは

まさに手術する院長の経歴です。

 

特に

形成外科専門医の資格を取得後

どの修練機関でどの分野について研究をし、

どれくらい多くの手術をしたのかが

最も重要です。

 

そして

形成外科関連国際学術誌などに

論文が搭載されているのなら

専門分野で活発な医学活動をされている証拠になります。

 

しかし

ただの論文ではなく

専門分野の論文なのか

確認が必要です。

 

 

 

Journal of Oral and Maxillofacial Surgery(JOMS)

口腔顎顔面外科学の最も権威ある国際学術誌

 

 

Annals of Plastic Surgery

形成外科学にて権威ある学術誌

 

 

The Journal of Craniofacial Surgery

頭蓋顎顔面学の権威ある国際学術誌

 

 

Journal of Plastic, Reconstructive&Aesthetic Surgery(JPRAS)

形成外科学にて権威ある学術誌

 

 

上の該当する学術誌に搭載された論文は

該当サイトに訪問し検索すると確認が可能です。

 

 

またもう一度お話しますが、

両顎専門医、顔面輪郭専門医という

細部専門医制度は存在しません。

 

患者さん達は手術を受けられる院長の経歴、

特に専門医資格取得後に専門分野での研究経歴を

必ず確認してみると

手術を決定するのに役に立ちます。

 

 

 

   韓国両顎手術の偽りと真実 2   

両顎手術は歯科で?美容外科で?

 

 

一時期

両顎手術は‘歯科の領域だ’、‘形成外科の領域だ’

論争になったことがありました。

 

このような論争の中で

ある大型形成外科では口腔外科専門医を迎え入れ

一緒に手術を行うという

代案を出していたりもしました。

 

 

もちろん

きちんとした両顎手術の結果を得るためには

形成外科と歯科の協力診断は

必ず必要です。

 

しかしここでの歯科とは

手術をする口腔外科ではなく‘矯正科’です。

 

歯科には

補綴科、矯正科、口腔顎顔面外科(口腔外科)、

歯周科、小児歯科など

多様な専門分野があります。

 

この中でも口腔外科は

口腔(顎骨及び歯をはじめとする口内の構造物)

及び顎関節の疾患を診断し治療する分野です。

 

 

そのため現在両顎手術は

口腔外科でも形成外科でも行われています。

 

重要なことは

口腔外科、形成外科、どこなのかではなく

どんな医者が両顎手術を執刀するのかです。

 

口腔外科医だからといって

全員が両顎手術に精通しているわけでもなく、

形成外科医だからといって

全員が両顎手術を上手にできるわけでもありません。

 

 

しかし

外国の口腔外科医と韓国の口腔外科医は

若干異なります。

 

口腔外科で行う手術は

口腔顎から両顎まで

手術範囲がとても広いです。

 

つまり、私たちの体、

全身に影響を与える可能性がある手術です。

 

そのため外国の場合、

多くの国で

私たちの体を全体的に知って診断をし

治療することができる医科大学で

一般の医師免許証を持っている場合に

口腔外科医になることができます。

 

 

しかし韓国の場合

医科大学ではなく歯科大学を卒業すると

誰でも口腔外科医になることができるという

差があります。

 

このような差も

両顎手術を考慮していらっしゃる患者さんなら

慎重に考慮をしなければいけないのではないかと思います。

 

2~3時間の手術ですが

充分に私たちの体、全身に影響を与えるからです。

 

 

 

だとしたら一部病院で広告しているように

両顎手術時に形成外科専門医と口腔外科専門医が

協力診断をして

一緒に手術に入るのですか?

 

 

 

分かりやすくするために

両顎手術の過程をお話します。

 

患者が来るとまずは患者の顔面プロフィールを見て

顔面分析プログラムを利用し

両顎手術が適応が決め、

手術を詳細に計画します。

 

手術計画が確定されると

手術の指標になるプラスチックでできた

手術用‘ウェイパー’というものを

矯正科の医師が作ってくれます。

 

手術用ウェイパーは

両顎手術前に手術の方向と手術量を事前に適用し製作する

特殊な装置です。

 

もちろん㎜レベルまで

かなり精密な手術プランを立てます。

 

この過程で矯正医師と執刀医は

両顎手術と患者について情報を共有し

手術計画について充分に論議しなければなりません。

 

その計画に沿って

執刀医は手術をするようになります。

 

手術が終わると

一カ月程度後に患者は

矯正科医から矯正治療を受け

両顎手術のすべての過程が終わります。

 

 

このような治療過程の内

形成外科医師や口腔外科医師が参加し

役割を果たす部分は

初めの患者のプロフィールを分析し手術をする部分です。

 

執刀医と相談し得た結果を元に

精密な手術計画を立てウェイパーを作り

手術後に矯正をして終わりにするのは

矯正科医の役目です。

 

つまり、

患者のプロフィール分析や手術は

形成外科或いは口腔外科2つの内、

1人いれば十分なのです。

 

 

両顎手術用ウェイパー

 

 

結論的に

両顎手術の実力に確実な自信を持っているなら

手術は形成外科医も口腔外科医もできますが、

形成外科でも口腔外科でも

矯正科との協力診断なくして

両顎手術はすることができません。

 

 

両顎手術に必ず必要なウェイパーという型を作り

手術後に患者さんの歯の噛み合わせと再発など

気にしてくださる方も

まさに矯正科の先生です。

 

 

 

   韓国両顎手術の偽りと真実 3   

両顎手術後には顎間固定?無固定?

 

 

両顎手術後

病院ごとに固定する方式が違います。

 

顎間固定をする病院もあれば

無固定をする病院もあります。

 

果たしてどんな方法が良いのか

お話していこうと思います。

 

 

先に骨は折れるとまたくっつきます。

 

ただ骨がくっつくまでの間

接合した部位が動いてはいけない

という条件があります。

 

腕が折れた時

椹木やギブスを利用して固定をしておくのと

同じ理由です。

 

骨がくっつかず、ずっと動いてしまうと

骨がつかないだけではなく

むしろ炎症が発生したりもします。

 

そのため

過去の手術技術が発達していなかった時代には

確実な固定のために顎間固定をしました。

 

 

しかし顎間固定は

患者の苦痛とリスクを無視した方法です。

 

両顎手術後に麻酔から覚めると

顔は腫れていて麻酔のせいで吐き気もし

口がよく開けられず

ご飯どころかお水さえもストローで飲むような状況なのに、

このような状況で上下の顎をワイヤーで結んで

口を開けられないようにされたら

極度のストレスで患者の苦痛だけが増えるだけです。

 

もし万が一

顎間固定がされた状態で吐いたりしたら

嘔吐物が気道を塞いで呼吸することもできず

致命的な事故が起きる可能性があります。

 

 

しかし

安定的な結果のために顎間固定をしなければならない

と主張するなら

反対に安定的な結果を出す無固定方法があったなら

顎間固定はする必要がありません。

 

無固定で安定的な結果を出すためには

いくつか条件が必要です。

 

まさに

完璧な骨切りと完璧な固定です。

 

切った骨が自由に動けるように切ることと同時に

骨切りした骨を計画していた新しい位置へと持ってきた時、

元の位置に戻ろうとしたり

計画していなかった方向へと骨が移動するようなすべての要素を

完璧に整理する骨切りが必要です。

 

そして麻酔から覚める時

周辺筋肉の収縮により動かないよう

完璧な固定も必要です。

 

 

 

 

 

そして

 

下顎の安定的な固定が可能なのかですが

下顎を骨切りした後

固定をする方法が3つあります。

 

 

1つ目は国内で最も多くされている方式である

プレートを利用した前方部固定です。

 

しかしSSROは

骨切り面が広く

前部分だけを固定すると後ろ側が動くことがあり、

顎間固定が必要です。

 

1つ目の方法を補強した方法が

2つ目の方式である前後方向固定なのですが、

これもやはり1つ目の方法よりも安定的ではありますが

これもやはり動く可能性が充分にあります。

 

最後の方法は最も安定的である

スクリューを利用した方法です。

 

私が使用する方式で

薄い骨切り面を3等分し

それぞれ3つのスクリューを埋め固定をするのですが

わざと骨を動かそうとしても動かせない程に

しっかり固定されます。

 

 

つまり

下顎の骨を骨切りし

きちんと再配置させた後に

安定的に3カ所固定をしたなら

両顎手術後に顎間固定をする必要はありません。

 

このように無固定は

完璧な骨切りと完璧な固定で

安定的な結果を出すことができます。

 

 

 

CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”