CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

エラ削り手術や頬骨縮小手術

再手術は難しいですか?

 

 

 

今日は顔面輪郭

エラ削り手術、頬骨縮小術

再手術がなぜ難しいのかについて

お話していきます。

 

 

私が韓国に戻ってきて

形成外科の病院で勤務をし始めた時から

顔面輪郭センターで

顔面輪郭(エラ削り、頬骨縮小)

再手術を担当しており

現在でも多くの方々が私の元に来られます。

 

 

今では顔面輪郭再手術専門医になりました。

 

 

 

患者さん達からたくさんお問い合わせされることを

よく考えてみると

顔面輪郭再手術がより難しいですか?

再手術後にはもっと腫れますか?

もっと痛いですか?

再手術費用がもっと高いですか?

などです。

 

 

 

結論からお話しますと

顔面輪郭再手術が初手術に比べて

手術も難しく

腫れもあり

痛くもあり

よって手術費用もより高いです。

 

 

 

理由は、

1つ目

私達の体の軟部組織は

一度傷がついたり手術をすると

癒着が起こります。

 

 

よく固くなることを言います。

 

お肉が柔らかくなく

固く固まっていて

剥離をするのが大変で

剥離をしたとしても組織の弾力性が少なく

伸びなく広げることができないため

視野の確保ができません。

 

 

広がらない組織を広げることで

手術をすることができるため

強制的に広げていると

組織が損傷を受け

血も多く出ます。

 

 

よって手術後あざもたくさんでき

腫れも酷いのです。

 

 

 

 

 

2つ目

骨の手術をするためには

骨にくっついている筋肉は剥離し

保存をしなくてはならないのですが

 

この時に筋肉の剥離が難しいです。

 

 

元々筋肉は骨に直接くっついているのではなく

骨膜という組織について

骨膜が骨にしっかりくっついているのですが

 

再手術になると

筋肉が骨自体に強くついています。

 

 

 

もちろん骨膜が生じたりもしますが

初手術の時の

骨からの剥離が綺麗できる骨膜とは

全く異なります。

 

 

そのためこの過程で

剥離のために力を入れることになり

この過程で血がたくさん出て

腫れも酷くなります。

 

 

 

 

 

3つ目

上の1つ目、2つ目と似ている部分であり

最も重要な事項です。

 

 

別名“解剖学的歪曲”が起こります。

 

これはAnatomical distortionと言われます。

 

 

 

上でも説明した通り

癒着等により解剖学的に

構造物がきちんとした位置にいないことです。

 

 

 

簡単にご説明すると

癒着により引っ張られる方へと

引っ張られていくことです。

 

 

簡単には筋肉から

酷くは血管と神経まで。

 

 

そのため再手術の経験が多くない場合

当然ここら辺にあるだろうと

その横に切開を入れたり

施術をするのですが

血管が切れて出血が生じたり

神経が傷ついて神経切断症状が現れたりもします。

 

 

 

つまり、

再手術はかなり慎重に行わなくてはなりません。

 

 

私も再手術を専門でたくさんしてきたため

経験はありますが

エラ削り再手術時の血管の位置の歪曲により

間違えて触ってしまい

出血がたくさん生じたという経験が1度あります。

 

 

 

 

 

4つ目

原因というよりは留意事項に近いですが、

再手術は時期が遅れるほど

より良いです。

 

 

最低限6ヶ月は待っていなくてはなりません。

 

 

時折2~3カ月しか経っていないのに

再手術をしてくれとお願いされることがあります。

 

組織が正常化していない状態での手術は

時折炎症反応が酷くなることもあり

それにより治癒が遅くなることもあります。

 

手術自体も難しいです。

 

 

 

このように顔面輪郭再手術

手術自体が難しくリスクがあり

回復も遅くなるため

 

初手術から専門家に完璧に受けられなくてはならないですし

 

いくら手術が上手でも

生じるしかない状況での再手術なら

再手術経験が多い方に手術をお受けになられることを

お願いしたいです。

 

 

 

 

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