CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”
しゃくれ顎に両顎?オトガイ縮小術?
専門医が直接お教えします。
今日はしゃくれ顎についての
お話です。
本当に疑問が多い分野の1つです。
よく言われる
“経路マッサージまたは指圧マッサージで
矯正が可能です”から~
“歯科矯正(或いは抜歯矯正)で
可能です”~
“エラ削り手術で可能です”~
“顎先手術(オトガイ縮小術)だけで可能です”~
“両顎を受けなければいけない”
まで!!!
整形手術を受ける時
必ず確認しなければならないと
何度も強調していた部分…
全ての手術ができる医者に
診断を受けなければなりません。
下のリンクをクリックすると詳しい内容をご覧いただけます。
→☆
経路マッサージをする所に行けば
経路で全てが解決されると言われますし、
歯科矯正の先生の所に行けば
歯の矯正をすれば解決ができると言われますし、
輪郭手術だけできる先生の所に行けば
顎先手術だけ受ければ良いと言われます。
経路マッサージは
私が専攻をしていないので
よく分かりません。
歯科矯正は
歯の配列だけを変えることができて
顎のラインは変えることができません。
そのため結局は
顎先手術を受けることになります。
それでは
どんな顎の手術を受ければ良いでしょうか?
一旦
歯の噛み合わせが合うかどうかによって異なります。
歯の噛み合わせはきちんと合うけれども
顎先が突き出ているケースなら
顎先手術をすれば良いです。
しかし
噛み合わせが合わないケースなら
話は変わってきます。
噛み合わせが合わないのに
顎のラインまで酷い場合には
もちろん両顎を受けなければなりません。
しかし
噛み合わせが合っていない程度が軽微で
歯科矯正で噛み合わせを合わせて
顎のラインも軽微に突出した
とても軽微な形態のしゃくれ顎であれば
両顎よりかは
オトガイ縮小術をお勧めします。
顎先を小さくする手術に加えて
エラ削り手術まで
(エラが張っているからエラ削りをするのではなく
下顎が全体的に発達しているため
下顎を全体的に縮小してあげるための
つまり、
耳の下から前顎にかけて短くしてあげるための
エラ削り手術を行うことになります。)
まさに次の患者のケースです。
正面写真で見ると
下顎が強く見えます。
下顎が長くもありますが
丸く伸びている感じです。
側面写真を見ると
下顎が全体的に出ているだけではなく
顎先が前へと伸びています。
パノラマ写真でも
下顎が長いことが分かります。
3D CTをご覧ください。
正面からも
下顎が強そうに下へと垂れております。
長さもあります。
側面写真でも
一般的なレントゲンのように
下顎が前へと出ていて
顎先も前へと目立っています。
そして
この患者は典型的ではあるけれども
軽いしゃくれ顎の診断を受けました。
そこでどんな手術をするか悩まれます。
根本的な解決策は当然両顎です。
しかし不正咬合が酷くはなく
顎もあまり酷く出ていない
軽微な形態なので
両顎よりは
オトガイ縮小術とエラ削り手術を
一緒にされました。
顎先だけ小さくなると
全体的に発達した下顎の中で
顎先だけ短くなり
残りの下顎の部位は残っていて
不自然になってしまいます。
そのため
残りの下顎も顎先と同じように
一緒に減らしてあげるためにエラ削りをしてあげるのですが
顎先を小さくする量に合わせて
骨切りを行います。
手術結果については
次回のブログで詳しくご説明を致します。
→
CLICK“チェボンギュンの顔の骨のお話”