CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

 

セットバック矯正手術後

歯の色が変わりました
(歯の変色)

 

 

 

 

今日は

セットバック手術副作用である

歯の変色について

お話したします。

 

 

数日前に外来に

他病院にてセットバック手術を受けられ、

犬歯の色が少し変色した(歯の変色)という

患者様がいらっしゃいました。

 

 

私のブログを見て

他病院にて手術を受けられた後

 

経過に異状ないのか聞かれたり

メールや他の方法で問合せされお越しになられる方達が

時折いらっしゃいますね。

 

歓迎致します。

 

 

 

 

以前セットバック手術方法について

お話いたしましたが、

 

を抜いて

その上の骨を削ってあげたり

切り取ることで生じた空間分

突出した顎の骨を押し入れる

お話しました。

 

 

しかし

その骨を削ってあげたり

切り取ったりする過程で

横の歯、つまり犬歯小さい奥歯根が

傷つく場合があります。

 

 

この場合

ある程度でしたら歯は影響を受けませんが

その程度が大きくなると歯が影響を受けてしまい

つまり、歯髄壊死が生じます。

 

 

 

そうなると

歯にどんな変化が起こるでしょうか?

 

 

 

前歯の場合

歯髄壊死が生じると色が酷く変わります

 

 

しかし犬歯奥歯の場合

色の変化は少ないです。

 

しかし時間が経ちながら

歯の根部位に嚢腫(Cyst)膿瘍(Abscess)が生じることがあります。

 

そうなると歯茎が腫れながら

痛みが出ることもありますし

ただ何も症状が出ない場合もあります。

 

 

 

では

このように歯髄壊死が起きた歯

どのようになるでしょうか?

 

自体は

歯茎の骨にしっかりと固定されているため

無理に抜糸をする必要はないです。

 

歯の根幹治療(所謂神経治療)と併せて

補綴治療を受けることで解決します。

 

 

これは歯科医師の友人の話です。

もちろん歯科で受けなければなりません。

私は理論だけ知っており

実際に施術の仕方は知りません。

 

 

 

このようにセットバック手術をしながら

横の歯が影響を受けることがあります。

 

しかし

必ず形成外科医師が手術に失敗して

このような現象が生じるのでしょうか?

 

私が形成外科医師として

お話するのが少し気が引けますが

いくらでも生じることがある副作用だと思います。

 

 

横の歯の根斜めに倒れている場合もあり、

もちろんレントゲンを見て、CTを確認して、

気を付けて手術をしますが、

 

多くの量を押し来むためには

どうしようもなく本意ではなく

傷ついてしまう可能性もあると思います。

 

 

もちろん

手術前にレントゲンをしっかり確認せずに

不注意な施術により

副作用が生じたら問題になりますが、

 

充分に準備徹底的に手術を施行したにも関わらず

このような副作用が生じたとしたら

どうしよもないケースではないかと思います。

 

私の言い訳が妥当かは分かりません。

 

 

 

しかし1つ、お話したいことは

最近どんなサイトや病院でも

セットバック手術をすると当然神経が死んで

歯の色が変わると書いてありますが、

当然な過程ではありません

 

ほとんど発生しない副作用です。

 

そのため

私も今まで1度も経験したことがないですが、

いつでも起こる可能性はある

ということです。

 

手術を受けられる患者さんには

手術前にいつも説明を致します。

 

 

 

今日はセットバック手術後

とても稀ではありますが

副作用によって起こることがある

歯髄の壊死及び歯の変色について

お伝えしました。

 

 

 

 

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