CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

 

 

エラ削り手術後

ドレーンは必ずつけなくてはいけませんか?

 

 

 

今日は、エラ削り手術後

ドレーンをなぜつけなくてはいけないのかについて

お話いたします。

 

 

 

 

患者さん達から

カウンセリング中によく聞かれるのが

ドレーンを必ずつけなくてはいけないのか、です。

 

 

私は

エラ削り手術両顎手術には

必ずドレーンを付けます。

 

頬骨やセットバック、顎先手術には付けません。

 

 

 

数日前にお越しになられた患者さんが

ある病院に行かれたのですが

その病院では

エラ削り手術後にドレーンを付けず

当日に退院させると説明を受けたそうです。

 

そして

その病院の院長さんは

私とは異なる方法で手術をされるようだと

お話をされたようです。

 

 

 

もちろん

特別に考案された手術方法を使われる方もいらっしゃいますが

 

まずはエラ削り手術とは

骨を切り取る手術なので

 

骨から出血が起こるだけでなく

周辺組織からも血が出るのに

 

ドレーンを付けないというのは

私としては少し理解がしにくいです。

 

一方では

少し危険ではないのかという考えもあります。

 

 

 

私もエラ削り手術後にドレーンを付けますが

実際、出血がそこまで多く出るケースはほとんどございません。

 

しかし

もしもの状況に備えて

 

また問題を起こらせない程度の出血だとしても

その血が全て吸収されるのにも時間がかかり

その分組織が回復するのにも時間がよりかかってしまうため

私はドレーンを付けております。

 

 

 

 

私がいつも患者さん達にお話しておりますが

 

医学での確立とは

医師の立場から患者さん達にご説明するのに

とても都合のいいもので、

 

もし手術後に生じる確率が0.001%だとしても

患者さん達本人に起きてしまったら致命的なものであって

0.001%だけ体に害があるものではないということです。

 

 

 

もちろん

手術方法がとても特別な方法であるかもしれないですが、

 

骨を切っていると

周辺の組織にも損傷が起こるため

いつでも出血が生じる可能性があり

時にこれが危険になることもあります。

 

そして

もし生命に危険が及ぶほどの出血量ではなかったとしても

少量だったとしても

血が溜まるとこの溜まった血が吸収されるのに時間がかかり

そうすると回復が遅くなるという面から

ドレーンを必ずつけて

少量の血でも外に排出してあげなくてはならないと思います。

 

 

 

私も骨手術なら

どこにいっても後れを取らないほど

経験を積んできました。

 

しかし

いくら手術が綺麗に終わったとしても

エラ削り手術や両顎手術後には必ずドレーンを1日付けます。

 

ドレーンをしないという院長達の手術法を私が知らないため

一概に間違えているとは言えませんが

私が行う手術について私の考えはこの様だとお伝えしたいです。

 

 

 

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