CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 


 

 

 

顎なし手術

顎先の筋肉を結んであげる手術

 

 

 

私が顔面輪郭再手術を専門としているからか

 

多くの方たちが

再手術のカウンセリングを受けに来られるのですが、

 

 

最近になっては

顎なし矯正のために

 

骨切りをして移動させたり

プロテーゼを利用したオトガイ形成手術ではなく

 

 

顎先の筋肉を結んで顎を出す

顎なし手術を受けられて

来院される方が何人かおられました。

 

 

 

 

私は顎先筋肉を結んであげる手術は

患者さんたちが訪れられて

初めて知りました。

 

 

 

顎先筋肉は

Mentalis muscleと呼ばれる筋肉です。

 

下顎の骨の歯のすぐ下から顎先の肉にかけて

つながっている筋肉です。

 

 

この筋肉の機能

唇を上へと動かすことです。

 

 

下唇を上へと上げてみると

顎先にぼこぼことしたしわができます。

 

 

以前に私が

 

顎先手術を行い、

この筋肉を間違えて縫合してしまった場合、

力を入れていなくてもこのしわができてしまう

顎先手術の副作用についての

治療法に関して書いたブログがありますので、

ご参考ください。

右差しオトガイ形成の副作用-顎先のしわ

 

 

 

このような副作用があるにも関わらず

顎なし手術のために

この筋肉を結ぶ手術をしたりもします。

 

(私は韓国に戻ってきて初めて知りました。)

 

 

 

 

しかし問題

 

この筋肉を結ぶと

この筋肉の本来の機能である

唇を上へと上げる機能がなくなります。

 

 

ですので

唇が上がらなくなり

下唇がたるんでしまい

口が閉じれなくなります。

 

 

 

下唇が閉じれないため、

 

患者さんたちは口を閉じるために

意図的に上唇を下へと下げてでも

口を閉じようとしてしまいます。

 

そうすると

上唇が元々の位置よりも

下へと下がってしまいます。

 

そうすると

人中が長くなります。

 

 

 

結果的には

年を取って見えて

老け顔になってしまいす。

 

 

 

もちろん

スマイルラインだとか

口全体の形まで変わってしまいます。

 

 

 

 

またこの筋肉が収縮すると

下顎にしわがよるのですが

 

この筋肉を結ぶと

いつも収縮した状態になってしまうため

 

常時

顎先にしわがよってしまいます。

 

 

 

よって

全体的な顎先の形が滑らかでなく

不自然になってしまいます。

 

 

 

このような患者さんたちは

筋肉をまた解いてあげて

本来の位置に再配置してあげます。

 

 

 

 

 

幸いにもこの手術を受けられてから

余り経っていない方たちは

治療が可能ですが、

 

1年以上経つ患者さんたちは

既に筋肉が固まってしまって

再配置ができず

矯正が難しくなります。

 

 

 

 

しかもある方は

炎症まで起きてしまい

膿が絡まっているケースもありました。

 

 

 

 

 

今日は

顎なし患者達を対象とした

 

本来の顎なし手術の代わりの

顎先の筋肉を結ぶ手術副作用について

お話いたしました。

 

 

 

受けても良い手術なのか分かりませんが、

私は絶対に行わないと思います。

 

 

 

 

 

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