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“チェボンギュンの顔の骨のお話”
オトガイ手術の副作用 -顎先のしわ
今日はオトガイ手術後に起こり得る副作用のひとつ
顎先のしわについてお話したいと思います。
韓国のカウンセリング掲示板やブログのメッセージに
たまに来る質問が
オトガイ手術後に副作用として顎先にしわができた
という内容です。
この顎先のしわをなくすことができるかと
質問をいただきます。
顎先手術後に起こる顎先のしわは
Mentalis muscleという顎先の筋肉により
起こる症状です。
この筋肉は下の歯のすぐ下、
顎先の骨から顎先の皮膚につながっている筋肉です。
私たちが下唇に力を入れる時に
顎先に梅干ししわを作る筋肉です。
それではオトガイ手術の時
なぜ問題になるのでしょうか？
オトガイ手術をする時
下の前歯のすぐ前側に切開を入れて
骨まで剥離をするのですが、
この過程でこの筋肉を切断することになります。
しかし手術が終わった後に
この切断された筋肉を
元通りにきちんとつなげてあげなくてはなりません。
このように筋肉をつなげてあげる過程で
問題が起こり、
このようなしわがよってしまったり
皮膚が凹んでしまうようになります。
実際
中で筋肉がはっきりと区分されていないので、
経験が少ない場合には
筋肉なのか、ただのお肉なのか、区分できないようです。
それでは
このようにオトガイ手術の副作用である
顎先のしわができてしまった場合には
どのようにしてあげなければならないでしょうか？
方法は２つあります。
再手術をして
顎先の筋肉を再びきちんと配列させてあげる方法が
1つ目です。
全身麻酔までは必要なく、
局所麻酔で行われる簡単な手術です。
しかし口の中から切開するため
手術後の食事を治るまでの間は
気を付けなければなりません。
私は顎のしわの具合が酷い場合に
このような手術をしています。
２つ目の方法は
オトガイ再手術は絶対に嫌で、
簡単な施術を望んでいる患者さんの場合には
ボトックスで解決してあげることもできます。
顎先のしわの具合が酷くない場合に行われます。
実際に手術を受けられた場合とボトックスを受けられた場合の写真です。
オトガイ手術後の副作用である
顎先のしわの程度がひどくなく、
ボトックスで治療をした場合です。
写真上ではメイクにより
あまりひどくなさそうに見えますが、
実際に見るとしわが見えて
何よりも不自然で患者さんはとてもストレスを受けていたケースです。
上の写真は
オトガイ手術後の副作用である
顎先のしわと凹みが酷くて
手術的方法で筋肉を再配置させた場合です。
手術はそう簡単ではありませんでした。
初手術時にも
筋肉と他のお肉たちの区分がきちんとできないと
お話しましたが、
再手術では
すべてのお肉たちが癒着されていて
こんがらがっているのに
きちんと判断できるでしょうか？
多くの経験が必要な部分です。
上の患者さんを見ると
ほとんど力をいれておらず、じっとしている状態でも
左側の写真のように
顎先にしわと凹みができています。
顎先のしわだけでなく、
しわと唇の間にも横線状にくぼみがありますね。
顎先の筋肉をまた開いて、
そこから筋肉の再配置を行った場合です。
簡単ではない手術でしたが、
右側の写真を見るとしわと凹みがなくなり、
患者さんも満足されたケースです。
このようにオトガイ手術後に起きる副作用のひとつである
顎先のしわについてご説明しました。
顎先のしわは
ボトックスや手術的な方法で治療ができるという内容でした。
このようなオトガイ手術後に起きる副作用である顎先のしわは
できてしまった場合には治療することも重要ですが、
できる前に顎先の手術の時に
筋肉をきちんと再配置させる縫合をすることが
もちろん重要ですよね。
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2018年08月17日 15:11
