CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”

 

 

 

 

 

 

 

顔面非対称手術 原因と診断

 

 

 

 

今日から顔面非対称矯正顔面非対称手術について

お話したいと思います。

 

 

今日は顔面非対称の原因と診断について

ご説明いたします。

 

 

 

 

顔の中心線を基準として左右の顔が同じ人はひとりもいません。

 

 

しかしほとんどの場合が

一般人が一目で見て分からない程度です。

 

私も右側の顔が少し大きいです。

 

 

 

しかし左右の顔が違うことを他人が見て気づく程度で、

 

しかも片方の顔がもう片方と比べて

より発達していたり、発達してなかったりして

左右の顔の長さに差があり、

 

 

その結果

顎先が片方に曲がっている程度の顔面非対称なら

これは手術で矯正してあげなくてはいけません。

 

 

この時に行われる手術がまさに両顎手術になります。

 

 

 

 

 

 

 

それでは顔面非対称をどのようにすれば判断できるでしょうか?

 

 

 

 

簡単に長さのある綿棒舌圧子などを咥えてみてください。

 

そして左右の瞳からの距離を比べたとき

長さに差があるなら顔面非対称があるということになります。

 

 

 

このように瞳から舌圧子や綿棒までの長さが違うことは

厳密に言うと上顎の非対称です。

 

 

つまり、上顎が左右異なっているということです。

 

 

 

顔面非対称の患者さまたちは顎先だけ曲がっているのに

上顎まで手術をする両顎手術を受けなくてはならない理由です。

 

 

 

顔面非対称は顎先が片方に曲がっているように見えますが

実際には上顎と下顎の両方に問題があり

下顎の顎先だけが問題な場合はほとんどありません。

 

 

 

 

 

 

下の例を見てもらうと

左方向に舌圧子が曲がっているのが分かります。

 

 

左側の上顎がより長く

結果的に顔が右側に曲がっているケースです。

 

当然顎先も右側に曲がっています。

 

しかしとてもひどいケースではありません。

ただ患者さまが矯正を望まれて両顎手術を受けられました。

 

 

 

 

 

 

このような顔面非対称の原因は何でしょうか?

 

 

 

顔面非対称の原因は

疾病的な要因習慣的な(非疾病的な)要因に分かれます。

 

 

 

非疾病的な要因としては、

 

 

1つ目

歯と顎に関連する問題があります。

 

簡単に説明しますと

食べ物を噛む単純な習慣から

歯並びの悪さによる噛むときの不均等など

全てが該当します。

 

 

原因が見当たらない場合はほとんど

ここに当てはまるんではないかと思います。

 

 

 

 

 

2つ目

思春期の急成長時期の

不均等な成長が原因になることがあります。

 

幼いときは大丈夫だったのに

中高生になってから非対称になった場合がこの場合です。

 

 

 

 

 

疾病的な原因としては

 

 

1つ目

半顔面矮小症です。

 

顔の片側全体が充分に発達しない病気です。

顎だけでなく瞳まで下に下がっている場合もあります。

 

 

 

2つ目

幼いときに経験した事故です。

 

片側に顔が引き下がる影響で

顔の骨の成長にも影響を及ぼすことがあります。

 

 

 

3つ目

頭蓋骨奇形です。

 

頭蓋骨縫合早期癒合症が代表的です。

頭蓋骨が早期癒合されることにより成長ができなくなる疾病です。

 

顔の骨もその影響を受けて充分に発達できないこともあります。

 

 

 

 

 

 

私が直接手術をした患者さまの手術前の写真レントゲンです。

 

 

 

 

全体的に右側の顔が発達していなく半顔面矮小症です。

 

顎関節の成長も充分でなく手術が難しかったケースです。

 

 

 

 

 

今日は顔面非対称の原因診断についてお話しました。

 

次回は顔面非対称の手術についてご説明したいと思います。

 

 

 

 

 

CLICK右差し“チェボンギュンの顔の骨のお話”