第1時目標 この1年間の現代文の授業の4つの基本方針を理解する。 導入1/3
1、高校3年生とはどういう時期か
進路決定(大学受験)のための準備と具体的な行動を行う時期。=これはミクロ的な視点
2、現実を生きる際に存在している2つの事柄の対立とは
するべきこと(したいことも含む)が多い、一方で、時間に制約がある。さらに高校3年生では残り時間も少ない。
3、この対立解消のための対策とは
①前もってマクロ的な視点で物事をとらえておく。
②必要最低限を意識する。
➂優先順位をつけるー時間がないのでとりあえず(略式)、後で改めて(正式)を意識する。
4、なぜこの三者が必要なのか
必要最低限や優先順位を決めるにはマクロの視点が必要(ミクロの視点で行うとその場は良くても、後で不都合が生じるから)、とりあえずしておかないと、ことが先に進まない。一方でとりあえずのままでは抜け落ちが多く、肝心な時にことがうまくいかなくなる。
方針① マクロ的な視点で、必要最低限を、優先順位を踏まえ、とりあえずと改めてを整理しつつ、学ぶ。
5、マクロ的な視点とは
全体的、根本的、総合的、長期的な視野。
6、マクロ的な視点による高校3年生の時期とは
新連続に対する準備とそのための前提となる非連続に対する準備=通過儀礼に対する準備期間
7、入試とは 通過儀礼の一つ=非連続(連続の切断)
受験勉強とは 通過儀礼(非連続)を突破し、次の段階=新連続に進むための準 備
人生とは
(非連続―新連続)ー旧連続(日常=治)ー非連続(非日常=乱)ー新連続(新しい日常=維新)ー旧連続ー非連続の循環
8、この循環の中で1番重要なものとは
新連続を見据えての非連続=乱への対応。目先の乱だけをやり過ごそうとしても、新連続の中で問題が生じるから
9、なぜ非連続の通過儀礼が社会的に存在し続けてきたのか
①人間はいつまでも同じ状態にいることは許されないからー人生には時間の制約があり、その中でその都度、必要な役割を果たしていくことが求められるから
②日常の連続(単なる繰り返し)では、その日常の質は低下する(同じことの繰り返しではそのシステムが勤続疲労する)一方だから。=入試や受験勉強に類したことはこれまでもあったし、今後も何度でも起こる。
方針② 今後の人生で繰り返される、新連続を充実させられるような非連続への対応方法を学ぶ。ー今回の入試対策、現代文だけというミクロの視点では教えない。=急がば回れ
10、学びの目的とは=本来の勉強の目的とは
生きていく上での各自の抱える問題解決の方法を学ぶーただし、学べるのは、人類や日本人や現代人や男女や高校生という一定の枠組み集団の抱える問題やその解決方向であり、個別具体=今の自分、には必ずしも直結していないー参考にはなるー問題や解決方法=モデルケース(理論=型)。それを個別具体に演繹(応用)し、実践していくのは自分であって、自分以外誰もしてくれない。つまり学ぶ内容と自分の問題解決の関係は非連続。だから正しく理論や型を学ぶだけでは、各自の抱える問題解決は不可能。だから授業で学びつつも、それ以上に」授業外で自分で考え、応用する、実践するということが必須となる。
方針➂ 問題解決のための必要最低限の理論や型を繰り返し学びつつ、それ以上に時間をかけて、各自で、個別具体的問題への応用と実践を繰り返すことで、両者の非連続をつなぐ。授業でできることは土台作りのみ。
11、新しい物事を身に付けるための必要な循環とは
予習(自学)ー授業ー復習(自学)
この中で優先順位をつけるなら 1回目(白紙状態)は 授業(指針)ー復習ー予習 2回目以降は、復習(指針の理解度の確認、定着)ー授業ー予習、そしてある程度学びが進めば、予習(予測と対応力)ー復習(反省、定着)ー授業
12、本来高校3年生の段階では、この循環はどうなっているべきか
自分で学びのマネジメントができている必要あり(でないと大学で学べない)、しかし、実態はせいぜい段階2、現代文は段階1すらできていない。だからいつまでも成果も出ない。
方針④ 成果の出る形で、学びの循環としての復習と予習を効果的に行うー特に授業が変わる=今までと非連続になるので、復習や予習の仕方を1から指導する。そしてこれは大学や社会でも有効、当然入試対策にもなる。