2024年4月25日に東京の自宅から行方が分からなくなっています。当日、不用品回収業者により部屋の荷物等が廃棄処分されています。4月30日に「会社を辞めて旅に出ます。誰にもどこに行くかも伝えていないので、人様に連絡不要」という旨のLINEがあり、その後、携帯電話が解約されています。7/13に遺書の内容を含む手紙が届きました。

【ご家族からのメッセージ】亜耶ちゃん、今まで分かってあげられなくてごめんなさい。せめて無事なことだけでも知らせて下さい。声だけでも聞きたいです。皆心配しています。情報をお持ちの方は、どんな些細な情報でも構いませんので、ご連絡下さい。宜しくお願いします。

亜耶さんはとても真面目で優しいがゆえに、無理をしてでも頑張ってしまう性格であった。

落ち込むことがあると、すべて自分のせいだ、自分が悪いからだ、と思い込んでしまっていた。

以前自殺を試みて失敗したことがある。

亜耶さんにとって、死は心の支えであり絶望から逃れる唯一の方法だった。

今回の失踪は、今までの人生をすべて手放すつもりで自発的に行ったもの。

自分だけの新しい人生を歩みたい。それが無理なら心置きなく死に向かおう。

そう思うと心が軽くなり、靄が晴れたような気分だった。

どうしようもなくなって失踪したわけではなく、本人にとっては前向きなものであり、事件ではない。

特に家族から逃げたい気持ちが強い。家族の期待に応え続けることが辛かったようだ。

遺書を送ったのも、亜耶という娘がいたことは忘れて欲しいから。

東京から離れてはいるが国内にいる。生存の可能性はあるが、家族との再会は期待できない。

海老原亜耶さん失踪事件