2002年4月9日午前9時8日午前6時55分ごろ、鯖江市上戸口町の県道沿いの空き地で、
女性が頭部が焼けた姿で死亡しているのを付近住民が発見、110番通報した。

鯖江署などで調べたところ、遺体は今立町野岡、会社員、鎌谷香央里さん(28)と判明。

司法解剖の結果、死因は窒息死と分かり、殺人の疑いで捜査本部を設け調べている。

遺体発見現場は鯖江市北東部の県道福井今立線戸ノ口トンネルへ鯖江市側から入る手前の、閑静な集落。鎌谷さんの自宅からは約5.5キロ離れている。




犯人は青年。香央里さんより少し年下の男性。


香央里さんは犯人に弱みを握られていた。


黙っててもらう代わりにお金を渡す。そんな関係だった。


とはいえ、そんなに険悪な仲でもなく

友達とは言えないが、普通に談笑するくらいには仲は良かった。


独身の時のことだったが、結婚し出産したあとも続いた。


そんな中、他県に引っ越すことになり、この関係も自然消滅するだろうと思っていた。が、甘かった。


犯人は香央里さんを見つけ出し、また接触してきた。


エスカレートする要求に限界を感じ

その夜、香央里さんは犯人に「もう終わりにしたい。言いたければ言えばいい。もう時効だ」ときっぱり告げた。


犯人は突然のことに動揺した。香央里さんが自分を嫌がってたこと、もう会えなくなることが辛かった。


押し問答の末、思い余ってさつがいしてしまう。


何も考えず、突発的にしてしまった犯行に犯人も驚いた。


とにかく遺体をどうにかしないと…。そう思い、ひとけのない場所を探すも見つけられない。


燃やそうとするも燃料が足りず、火をつけたあと急いでその場を離れた。


世間的には人徳のある人物のため、怪しまれることなく今に至っている。