煙石さんは2012年10月、自宅近くの銀行の店内で他の客(A氏)が記帳台に置き忘れた封筒から現金6万6600円を盗んだ容疑で広島南署に逮捕された。当初から一貫して無実を訴えたが、28日間に渡って身柄を拘束され、裁判でも1審・広島地裁で懲役1年・執行猶予3年、2審・広島高裁でも控訴棄却の判決を受ける憂き目に遭った。




真犯人は、被害者とされるAさんの親族。息子や孫などの若い男性。


銀行に持っていく封筒から、こっそりと抜き取っていた。


現金がないことにAさんが気付いたのが銀行内だっただけで、それ以前から現金はなくなっていたのだった。


こんなに大事になるとは思わず、犯人も最初は黙っていたが

そのうちにAさんにバレてしまう。


真実を知ったAさんは、どうしようか悩んだ。


ニュースにまでなってしまった。身内の犯行だったなんて今更とても言えない。


警察も躍起になって捜査してくれている。


どうにも言い出すタイミングが見つからず、結局黙っていることにした。