1993年10月27日(水)午後6時23分頃、青森県八戸市城下4丁目の民家で中学2年の女子生徒が遺体となって発見された。

室内に血まみれで倒れていた被害者は宮古若花菜さん(14歳)で、第一発見者は帰宅してきた母親だった。玄関は鍵が開いており、内側からガラスが割られて外に飛散していた。外に助けを求めた母親から話を聞いた近隣住民が警察に通報。10数分後に救急隊員が駆け付けたが、搬送途中に少女の死亡が確認された。

2008年10月27日、殺人罪の公訴時効を迎え、コールドケースとなった。







犯人は若い男性。


若花菜さんとは以前からの知り合いだった。


近所の者、または家族の誰かの友人など。

若花菜さんは特に親しい訳ではなかったが、犯人は一方的に好意を抱いていた。

若花菜さんが1人になる時間を知っていたため、その日に決行した。

待ち伏せし、用事があるふりをして家を尋ねた。

若花菜さんは迷ったものの、もうすぐ母も帰ってくるし、外で待たせるのも悪いと思い仕方なく家に上げた。

するとすぐに犯人は豹変。若花菜さんに襲いかかった。突然の出来事に驚きながらも、必死で抵抗する。

刃物を見せれば大人しくなると思っていた犯人は、想定外の抵抗ぶりに焦った。

時間もない、このままでは逃げられなくなる。脅すだけのつもりだったが、パニックになった犯人は刃物を振り下ろした。

思いがけずさつがいしてしまい、犯人は戸惑いつつも慌てて逃げ出した。

犯人は一家と繋がりがあるため、バレるかもしれない…と不安だったが杞憂に終わり、今も元気に生きている。

若花菜さんは、この事件のせいで両親が不仲になってしまい申し訳なく感じている。