会津若松市出身で東京・国分寺市の大学生、小野太伸さん(当時22歳)は、
2021年3月6日の夜、「駅に知人を迎えに行く」と言って、西会津町の知人の家を
車で出たあと行方がわからなくなっていました。
その後、町内を流れる阿賀川で、小野さんの乗用車が転落し、助手席で
千葉県市川市の芸術家、松岡友さん(当時37)がシートベルトを締めた状態で死亡しているのが見つかっていました。
松岡さんの死因は、交通事故による窒息死でした。
現場はガードレールがない川沿いの町道で、車が転落したと見られる場所の手前の雑木林には
車が突っ込んだとみられる跡が残っていたということです。
このため、警察は、小野さんが運転する車が誤って川に転落したと断定し、
遺体は見つかっていないものの小野さんもこの事故で死亡したとみられると発表しました。
2021年3月6日の夜、「駅に知人を迎えに行く」と言って、西会津町の知人の家を
車で出たあと行方がわからなくなっていました。
その後、町内を流れる阿賀川で、小野さんの乗用車が転落し、助手席で
千葉県市川市の芸術家、松岡友さん(当時37)がシートベルトを締めた状態で死亡しているのが見つかっていました。
松岡さんの死因は、交通事故による窒息死でした。
現場はガードレールがない川沿いの町道で、車が転落したと見られる場所の手前の雑木林には
車が突っ込んだとみられる跡が残っていたということです。
このため、警察は、小野さんが運転する車が誤って川に転落したと断定し、
遺体は見つかっていないものの小野さんもこの事故で死亡したとみられると発表しました。
太伸さんはやりたいこと、興味のあることにやる気が溢れていた。
自分なら全てに挑戦できるし、結果を出せる自信もある。毎日を忙しく過ごしていた。
そんな太伸さんを家族は心配していた。学業が疎かになっているのではないか、就職のこともきちんと考えているのか。心配するあまり口うるさくなってしまい、太伸さんと衝突することもあった。
彼自身、すこしやりすぎていると感じていた。やらなければいけないことと、やりたいことのバランスが崩れているような気もしていた。
でも何とかなるだろうとも思っていた。確かに将来への不安はあるけれど、やりたいことが出来て充実した毎日だ。太伸さんは自分自身を過信してしまっていた。
そして事故が起きた。なんとか車から脱出してしばらくは生きていたものの、救助が来る前に力尽きてしまった。
生存の可能性は低い。