今年の電動自転車はパナソニックが熱い!
先日、大阪は松原市にある「パナソニックサイクルテック」の工場見学に行ってきました。
メニューは大きく分けて3つ
・工場見学 実際にフレームを溶接しているところや、電動自転車のモーターを組み立てているところ、フレームにパーツを組み付けて1台の自転車に仕立てるところを見学しました。
・電動自転車について バッテリーやアシスト力の説明、パナソニックの電動自転車のラインナップと、性能についての説明。
電動自転車のバッテリーはこれまで3種類あります。一番古いのが「ニッカド電池」次に「ニッケル水素電池」最後に今一番パワーのある「リチウムイオン電池」です。今年のパナソニックでは8割近いモデルで「リチウムイオン電池」を採用したモデルを発売します。しかも価格の上昇率は最小限に抑えられています。これは注目です。
そのリチウム電池についてですが、ノートパソコンや携帯電話で発火したり液漏れするなどの事故がおきていますが、電動自転車に採用されているタイプは、小型のリチウム電池とは全く異なる製造方法(マンガン系リチウムイオン電池)なので、そのような危険性は全くありませんということでした。実際に事故の事例もこれまで全くありません。
機能的には、「オートマチックモード」がいいですね。スタートのときは普通のアシスト力で、平地や下り坂になると自動的にアシスト力を弱めてバッテリーのもちを良くします。でも上り坂になると自動的にアシスト力を強くして、楽に坂道が登れるようになるという、とても賢い機能を搭載しています。
・POSシステム 数年ブランクがありましたが、昨年復活したパナソニックのセミオーダーシステム「POS」についての説明と、ポジションを決めるときの注意点など。
当日はあいにくの雨模様でしたが、終わることには雨がやみました。そこで電動自転車の試乗大会です。パナソニックの工場の敷地内には、「陽のあたる坂道」という10度(約18%)と5度(約9%)の坂道試乗コースがあります。
私の中で比較になるのは、5年前に買ったニッケル水素電池の電動自転車。
今でも我が家では現役で活躍しています。
感想は「すご~い」 実に力強く、ぐいぐい上ります。5年前のモデルには悪いですが、全く相手になりませんね。
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パナソニックサイクルテック工場内にある「乗り心地評価テストコース」にて
勾配についてですが、最近流行のヒルクライムレースの平均勾配で大体6~9%くらい。
激坂として有名な富士山国際ヒルクライムロードレース(あざみライン)の平均勾配が10%、ゴールライン直前の勾配で22%といわれています。
最後に電動自転車をお買い上げのお客様にこれだけは必ずお伝えして欲しいということがあることを、強調しておりました。
それは、
1 実際に走行できる距離は、カタログスペックの60~80%です。
2 バッテリーの寿命は約1.5~2年。充放電回数約300~400回(リチウムイオン電池の場合継ぎ足し充電してください。)
3 スイッチを操作するときは、ペダルに足を乗せないで。その都度0点設定をしているから。
4 タイヤの空気が減っていても、アシストする力で補完してしまうので気が付きにくい。普通の自転車と同じくタイヤの空気圧はきちんと管理してください。
5 鍵の番号の記録と、予備キーをなくさないように補完しておいてください。
6 乗らなくても2~3カ月おきには充電してください。
朝の通勤時、電動自転車で高校に通う女子高生を見るのも珍しくなくなってきました。
特にリチウムイオン電池を採用した電動自転車は、パワーも電池寿命も大幅に性
能アップ。今年の一押しです。