マザーツリーの本、読みました。NHKで植物の高度なコミュニケーションの番組があって、興味をかき立てられました。



その元の本の一つです。カナダの森の木の研究をして、木が根に繋がっている菌根菌(きのこの仲間?)で、他の種類の木と繋がっていて、栄養分を互いに与え合っていることを証明した記録です。

映画アバターの発想の元にもなっているようです。

この本の特徴として、科学の発見の物語もありますが、1人の女性の家族の物語でもあります。女性差別や既存の権威との戦いの側面もあります。

植物に対する考えを大きく変えてくれる本で、おすすめです。

ようやく石垣島、さくら開花です。以前沖縄のNHKで活躍されていた結野さんが紹介されています。


NHKラジオTwitter

 

 

ある事情で沖縄から千葉に来ています。

夜はタップリ時間が取れるので読書三昧!


「人口が変える世界」 日本経済新聞社

『地球温暖化の予測は「正しい」か』 江守正多著 DOJIN選書

「超マクロ展望 世界経済の真実」 水野和夫・萱野稔人 集英社新書

読了!


3冊とも結構面白く読めた。


「人口が変える・・・」は、4年前の出版だが、少子化は日本だけでなく多くの先進国で

問題となっているとのこと。日本だと労働力不足や高齢化などだが、多民族国家だと

民族間のパワーバランスとか複雑な問題に関わってくるようだ。


「地球温暖化・・・」はオススメである。

温暖化の本はほとんどアンチ温暖化の人たちが本を出しているが

第一線で頑張っている温暖化の研究者が、わかりやすく研究の現状を示してくれている。

温暖化対策の理解を拡げる力になってほしい本である。


「超マクロ・・・」はデフレなどの世界経済の情勢を、資本主義の歴史から考察した本である。

投資を始めてから、経済本には興味をもっているのだが、現在の円高は今後どうなるかが

最も気になる。


この本では、交易条件が悪化しているのが、製造業衰退の原因。つまり資本主義といって

いいのか自由貿易とすべきなのかわからないが、要は材料を安く仕入れて加工し付加価値を

つけて高く売り利潤を得るのが資本主義であり、石油高騰などで利益がでなくなったために

日本は会社がもうけても従業員の給料が上がらない状況が生まれた。アメリカはオイルショック

のときに既に経験していて製造業が衰退し、金融で利益を出すしかなくなったとのこと。

など、なるほどと思えることが書かれている。


ただし、本ではもっと歴史的に長いスパンで見ており、世界を支配している?国家の成長と衰退

という視点から金融化などを見ている。


私の重要な関心の一つ円高については、資源高騰は間違いないので

日銀と政府は円高にして、資源高騰の影響を小さくすべきだとの結論であった。

これは、榊原氏の説と同じである。


この本は他にも、日本などは今後は高度成長はないなど興味深いことも書いてあり

頭の片隅に置いて、検証すべきだと思う。


明日は、朝から大手町と東京都庁へ行く予定。