6月25日(旧暦五月五日)は端午節です。


以前に高雄プレスの記事にするために、端午節について調べたので載せておくとします。

 

端午節とは。 
もともとは「端」は物の端、つまり「始まり」という意味で、「端午」は月の初めの午の日のことでした。のちに、「午」は「5」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」とよぶようになったといいます。


日本では
女性だけが菖蒲とヨモギを軒につるした家の中で田植え前の禊を行う五月忌みという風習がありました。菖蒲には邪気払いの力があると考えられていたのです。これが中国から伝わった端午と結びつけられました。端午はもともと女性の節句であり、菖蒲の節句と呼ばれていたのです。
鎌倉時代ごろになると、それまでの端午の節句はすたれてしまい、「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであること、また菖蒲の葉の形が剣の形を連想させることから、端午は男の子の節句とされるようになりました。

 

 

台湾ではどうして端午節に粽をたべるの?
楚の時代(2300年前)の詩人、屈原が楚を追放され、河に身を投じた日が旧暦の5月5日とされています。
楚の人々は、敬愛する屈原の魂を鎮めるために(または、屈原の体を魚などに食べられないように、とも言われている)、粽を河に投げたといういい伝えがあります。端午節には、粽を食べる以外にドラゴンボートレースが行われるのですが、それも粽を河に投げる際に人々が小舟を漕いだことが起源とされているそうです。
 

日本では子どもの日に柏餅を食べる習慣があります、柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」縁起物として広まっていったそうです。

 

さて、一言に粽といえども北部の台北と南部の高雄の粽は作り方がちょっと違います。

 

北部粽
水に浸したもち米を、紅蔥頭(エシャロット)、塩胡椒、醤油などと炒めてから、味付けされた豚肉や、鴨蛋黃(アヒルの塩漬け卵黄)、シイタケなどと一緒に竹の皮で包み、蒸します。ほぼ食べられる状態まで調理された米を蒸すのが北部粽の特徴です。味付けはしっかりめ。

 

南部粽
北部粽よりも大きく、薄味なのが特徴。そのため、食べる際には、花生粉(ピーナッツ粉)や、香菜(パクチー)、醬油膏(ペースト状の醤油)と一緒に食べることもあるのだそうです。丸い生のもち米と味付けされた具材を一緒に竹の葉に包み、鍋で水煮するのが南部粽の特徴です。花生(ピーナッツ)しか入っていない、「菜粽」は台南の名物で、北部では中々見かけません。長時間煮込まれるため、柔らかめの食感です。


高雄に住んでいるので、南部粽を食べる機会が圧倒的に多いのですが、台北に行ったときに北部粽も食べてみました。具材はそれほど違いませんでしたが、高雄の粽はお米が柔らかく、薄味。台北の粽はお米の粒がはっきりしていて高雄より濃い味でした。

実は、北部粽のほうが好みです!

 

*参考資料 Wikipedia、豆知識PRESS,台北ナビ


ちなみに2年前に台北の料理教室に行って作ったチマキはこちら




とっても美味しかったので、そのあと一度作ったのですが、たくさん出来すぎて困りました。

でも、やっぱり粽は買うより手づくりが美味しい!

誰かの手づくりのを少しいただくというのが一番ですね〜。


ゴルフ練習場でよく会う私よりお姉さんに手づくりをいただきました。餅米だと胃に悪いので粟で作ったとのこと。

すごく美味しかったラブ