ところでいくら金融緩和をして円安に誘導し、財政出動で短期的に経済成長率を引き上げてもそれだけでは不十分です。そこで出てくるのが安倍ノミクスの第3の柱である「規制緩和」です。円高是正はいわゆる「6重苦」の内の一部であり、他の5重苦を解消しなければ日本の復活はあり得ません。この点についても安倍ノミクスでは改善の方向に向かうと期待されます。民主党政権の「アンチビジネス」政策とは一線を画するものと思われます。
*6重苦
円高、高い法人税率、過剰な労働規制、自由貿易協定への対応の遅れ、温室効果ガスの過大な削減目標、電力不足