私は貴方が好きだ薔薇のような誰にも触れられない過去を隠す貴方が好きだ

私はもう短い、花瓶の中に寿命という水が尽きかけている。

私はとても怖い、私という存在がいなくなったら 一体貴方はどう変わってしまうのだろうと。

未亡人となった貴方はずっと私の墓の隣にいてくれるのだろうか。

そんなはずはない。

ならば私は喜んで貴方と散ろう。

あの世という幻想でしかなく曖昧な世界に貴方と。

行くとしたら私はきっと大地獄だろう。

なぜなら、貴方を殺め、自分自身は傷一つ付けられない人だった何かだから