4月に新しい歌舞伎座が開場するのに合わせて、
六本木サントリー美術館で開催中の
この手の展示会では珍しく、
役者よりも劇場、そして観客にフォーカスを当てた
非常に面白い内容でした。
市村座場内図
相撲の升席のように観客が飲み食いしながら観劇しているのがわかります。
この頃の観劇料は今の価値に換算すると数万円とか十数万円とかしたようなので、
ちょっとした、というかかなりの贅沢ですねー。
花道の奥、舞台の下手の裏にも観客席があります。
下が羅漢台、上が吉野とか通天とか呼ばれた下級席です。
ガラが悪いせいか、この絵では観客同士の喧嘩が始まっています。
森田座顔見勢楽屋之図
こちらは舞台裏。
左上の楽屋には座長である市川團十郎や松本幸四郎の姿が見えます。
様々な小道具や張り紙なども見ることができ、にぎやかな構図となっています。
このように、従来の歌舞伎展示とは一風変わった切り口で、
今まで見た展示会の中では一番面白い内容でした。
歴代歌舞伎座の写真や模型も展示してあり、劇場の変遷も楽しめます。
4月2日開場の新歌舞伎座。
初日のチケットも手配できたので、今から楽しみです。


