木曜日にかあちゃんが高知から戻ってきました。
お土産は冷蔵保存した実家の干し柿、高知市はりまや町の菓子「いごっそう」とこれ。
まだ干し柿が食べれるとはおもってもみなかった。
ルルリラも喜んでます。
今朝の散歩は朝から気温が上がり、ルルは耳をひっくり返して口を開けて暑さに対処。
リラは ・・・ 年がら年中このスタイル。
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還暦前にロードバイクと出会って、以来12年ほど走行を続けています。
来年は古稀を迎える歳となり脚力の衰えを感じるようになってきました。
しかしながら、ヒルクライムはまだまだ楽しみたい。
筋力アップのための食事やサプリメントは取りたくないし、強度のトレーニングは
やりたくもないしできそうにない。
現状の体力で、手っとり早く老化を補う方法として一番効果があるのは最新モデルの
ロードバイクを買ってローギヤを大きなものにすることでしょう。
しかしながら、新しいロードバイクを買うつもりはなく、最小限の費用でとなると
スプロケットの交換となります。
ゼリウス号のリヤディレーラーはシマノの「RD-6870-SS」(ショートゲージ)。
仕様を確かめるとロー側のスプロケットの最大歯数は28。
現状の歯数は、
11 12 13 14 15 17 19 21 23 25 28
と、すでに最大値に達しています。
とは言え、マージンはあるもので歯数30のギヤが使えるのは周知の事実です。
11 12 13 14 15 17 19 21 24 27 30
のスプロケットを買いました。
左が新品の11−30のスプロケットで、右がこれまでのもの。
コンポーネントのグレードは「ULTEGRA」で統一してきましたが、今回のスプロケットの
グレードは1つ落として「105」。
「ULTEGRA」の1万円に対して「105」は5000円。
その価格差は「ULTEGRA」の方が13グラム軽いということだけのように思います。
500円玉2枚の重量が増えたところで体感は変わらない思えます。
ブラインドテストしたとして両者の区別をつけられるだろうか ・・・
(ULTEGRAを買えなかった僻みたっぷり)
5000円の節約はボロボロに化してきたシューズの買い替えの足しにしましょう。
「スプロケットは105でいいのだ!!」と、決意表明してホイールに装着。
チェーンの長さは現状のままで真っ先にインナー・ローのポジションをチェック。
ローギヤとガイドプーリーとの隙間はごくわずかしかありません。
ちょっと心配しつつクランクを回すとホイールはスムーズに回転して問題なし。
シフトのアップダウン動作もスムーズで、あっけなくワークスタンドでの確認は
終了しました。
今年のメンテナンスで交換したものがまだあります。
ヘッドセットボルトとステムボルト6本の錆を見なかったことにすることができなくなりました。
特にヘッドセットボルトは樹脂キャップでレンチ穴を塞いでいるので錆が見えません。
何度か交換していますが、ここは汗が滴り降りる場所なので錆の進行は早いです。
去年は見なかったことにして放置、ネジの部分は問題ありませんがもう見過ごせません。
ステムボルトも錆が目立ってきたため交換しました。
新しいボルトはヘッドセットが青色のアルミ、ステムは奮発してチタンにしました。
錆びた7本の鉄ボルトの重さは25グラム、アルミとチタンのボルトは量らなかったけれど
半分くらいになったとしたらスプロケットの差分を取り戻したことになるなあ。
かあちゃんが帰って来たので、新スプロケットの実走チェックのため昨日は陣見山に出動。
27日振りの陣見山は桜から新緑に衣替え。
ヒルクライムスタート地点も清々しい緑です。
ところが気分を萎えさせる張り紙が ・・・
熊だって用心しているだろうし、滅多なことでは襲われることはないだろうと思うしかありません。
まあ、一番怖いのはカーブの先での鉢合わせでしょうか。
音の出るものといえば自身の声かロードバイクに取り付けたベル。
声を出しながらの走行なんてできないし ・・・
装着しているベルの音は「リーン」という音色で仏壇のりんに似た音です。
ナンマイダ〜という気分になって熊よけにはふさわしくないなぁ ・・・
と思いつつもこちらの存在を知らせるために時折ベルを鳴らして進みました。
目は路面のコース取りに注力しながらも時折現れる見事な新緑や藤の花を見かければ
自然と目が行きます。
藤にとりつかれたこの杉は怒っているに違いない。
桜とモミジが隣り合っている所は春先は桜で今はモミジが優勢。
停車して撮影していたらロードバイクが上ってきて通過。
遠ざかっていく後姿を見ていると、同行すればどちらかが熊よけになるなぁ ・・・
なんて考えが浮かびすぐに後を追いました。
ここ数年、陣見山ヒルクライムは早々にフロントはインナーに落としていましたが
今回のフロントはアウターで通すことにしてここまでローギヤは使わずにきました。
先程の人は息遣いが荒く、スピードが乗っていなかったのですぐに追いつきました。
興味があるのはどのギヤを使っているかということです。
フロントはインナーながらもリアはロー側を3枚残している。
これでは現状の傾斜ではきついかも。
横に並んだとうちゃん、息を切らしているところを申し訳ないと思ったけれど
熊のことを尋ねてみました。
すると立木に熊の爪痕が見つかっているとのことでした。
とうちゃんとペースが合わないので先行して伐採後が見えるようになったところで
フロントはアウターのまま温存していたローギヤにシフトして動作チェック。
推奨されないアウター・ローのたすき掛けですが、短い距離なら気にせず使っています。
これでチェーンやギヤが傷んだことはありません。
勝手知ったる林道ではフロントのシフトが面倒なので横着します。
今回はゴールまで残り少なくなったので敢えてテストのためのアウター・ロー。
走行に異常はなく安心してアウター・ローが使えることを確認しました。
ゴールが見えてくると平坦になってくるので数段シフトアップして最後の踏ん張り。
ゴール地点から見えるすぐ下の平坦地は東京湾まで続いています。
こんな関東平野の端っこの山に熊が生息しているなんて驚きです。
このすぐ上は電波塔、熊の目撃情報はこの付近です。
先程の人はここで引き返し、とうちゃんは間瀬峠へ。
いつもの不明峠。
好きな山桜の所は新緑が眩しい。
間瀬峠の日陰は緑色に見えます。
間瀬峠を少し下っていつもの長瀞の町を見下ろすビューポイント。
ここから国道140号線まで下り、フロントをインナー固定でスプロケットチェックのため
間瀬峠に上り直します。
下っている途中で見事な藤が現れました。
間瀬峠に目をやると春先の山桜に代わり藤の紫がポツリポツリ見えます。
国道140号線まで下りきったので間瀬峠に向かいます。
ゼリウス号を止めたすぐ先のゲートの上にはドラえもん。
前からあったけ?
工場の敷地に向いているのが少し残念です。
歯数30のローギヤは一通りのシフト動作のチェックで試しただけで
ヒルクライムでの出番はありませんでした。
歯数30を温存でき、歯数27までで上り切れたのは大きな収穫です。
歯数24で頑張れるだけ頑張って力尽きたら歯数27でまた頑張る。
まだ歯数30が残っているのは体力的にも精神的にも心強いです。
11−28では、25で力尽きると最後の砦は28で悲壮感に包まれるのは早いです。
今回のテスト走行で感じたことは「105のグレードで十分、換えて良かった」です。
[昨日の走行データ ]
走行距離 : 45.78km
所要時間 : 3時間11分
走行時間 : 2時間37分