日々トレードをし、日々勉強していると気付くことも多いものです。
今回は相場参加者について書こうと思います。
皆さん知っての通り、商品にはそれに相応の値段がつきます。
日々の生活でもスーパーや百貨店などで商品の売れ行きが悪いと値段が下がり、品薄になるとプレミアがついたりしますよね。
為替の世界も同様で、日本円が余ると安くなり、稀少になると高くなります。
もちろんその他の要素もあるわけですが、ここで重要なのはたった一つの事実です、
それは、値段とは相対的なものであり、売り手と買い手が納得して売買が成立することで値段は決まる、ということです。
つまり市場(相場)には売り手と買い手とが存在している、ということです。
何を当たり前な、と思った貴方、ちょっと待って下さい。
大切なことを忘れていますよ。
そのことに最近気付いたので記事にしているのですが、相場には売り手と買い手の他にも二極が存在しています。
それは”相場を様子見している者””、”相場を離脱し抜けていく者”です。
相場は確かに売り手と買い手の攻防で値の上下が決まってきますが、当然ながら24時間売り買いしているわけではありません。
特に私達のようなトレーダーはチャンスが訪れるまで相場の様子をみているのです。
これに気付くと相場の真理に大きく近づけると思うのです。
例えば、ドルと円を考えてみましょう。
今、ドルが売られ円が買われている状況があるとします。
つまり円高です。
そういった場合、流れが強ければいわゆるトレンドを形成することもありますが、いつかそれも終わり、円が売られるでしょう。
それは円がいつまでも買われる続けることはないという当たり前の事実です。
バブルが崩壊するように、あまりに高いとそれ以上の買い手がなく、今度は売られ始めます。
高く売って安く買い戻す、でも利益はでますからね。
そこで今度は買い手が減って売り手が増え始めます。
すると円が売られドルが買われる円安ドル高になるわけですね。
その時になって、様子見していた参加者がチャンスとみて売り手に加わります。
そして勢力が逆転、売り手が優勢になり今度は逆のトレンドが発生(しない場合もありますが、)します。
ここで大事なのは売り手が優勢になっただけでなく、参加者が売り手側に傾いたことです。
もしかしたら売り手がより多くの売りを仕掛けてきた、ということもあるかもしれませんが、少なくない”様子見していた参加者”が売り手に加わったことは確かと言えるでしょう。
また、同様に、円高のトレンドが終わった時点で手仕舞い、即ち利確した人もいるでしょう。
利益を得たそれまで買い手だった人達は次のチャンスを窺い”様子見している者”になります。
あるいは十分な利益が確保できたと撤退し、”相場を離脱し抜けていく者”になります。
そして相場には売り手と買い手、様子する者が残るわけです。
相場が加速し、チャンスとみれば買い手と売り手が多くなり様子する者は減っていくでしょう。
そして相場はそれぞれの思惑が絡み合い、複雑な相場を形成し混沌とした状況になる。
そうなるともうチャンスとも言えないリスクばかりの相場となり、撤退する者、様子する者などが増えていくわけですね。
つまり、この四者、買い手、売り手、相場を様子見している者、相場から撤退する者によって相場は形作られている、といえるのです。
このことに気付けると、どこで仕掛けるべきなのか、仕掛けてはいけないのかが分かるようになっていきます。
これはどんな手法を使っていようと関係なく、常に相場に向き合う我々投資家が考えなければいけないことなのですが、多くの投資家はそのことに気付いていません。
その結果多くの場合損失を出して退場を余儀なくされるのです。
今日はここまで。