今回で一応5回目の出発前夜を迎えているのかな。

未だに出発前夜の淋しさとか虚無感との付き合い方がわからない。

正直なところ、行きたくないという気持ちも若干ある。
日本の生活は快適だし、心を許せる人が周りにはたくさんいる。
足りないものがあるような気もするが、ここで暮らしているうちに僕はダメになる気がする。
そうして僕は旅に出たのだ。東京に来たのも同じ理由な気がする。

だが、ふとあの「非日常」の日々がたまらなく恋しくなる時がある。
つい最近だと『ハートロッカー』という映画だが、主人公の彼の気持ちが痛いほど伝わった。

未だ見ぬ世界が僕を呼び、早く旅立ちたいという気持ちにさせる。
だから、こうして眠れぬ夜をいつも過ごしてしまうのです。

旅には「非日常」を求める。
スリルや予期せぬハプニングを心のどこかで求めてしまう。

沈没して旅を「日常」にしたくはない。
といいつつ必ず沈没してしまうのだが今回は避けたいところだ。

荷造りは6割終わった。
今回は全く不完全な準備だが、まぁとにかく出発だ。