トラムセットの陰に隠れて?たのか、
8月上旬に、オピオイド(アヘン)系のシップ薬が
処方可能になっていたことを知りました。
商品名はノルスパンテープ。5ミリ、10ミリ、20ミリが
あります。
海外では、すでに30カ国で使用されているようです。
このシップは、7日間はりっぱなしにするのがこれまでのものと
大きく違うところ。
また、脳への痛み回路を遮断するのが目的のため、
痛い個所に貼るわけではなく、
胸とか腕とかに貼って吸収させるもののようです。
お風呂に入っているときも貼りっぱなし、ってかぶれないのかしらん。
処方の対象は、これまでの鎮痛薬でよくならない
変形性関節症や腰痛症に伴う
慢性疼痛だそうです。
処方されている患者さんを直接知らないので
どんな具合かは全くわかりません。
もし、どなたかいらっしゃったら教えてくださいな。
個人的には、これまで発売されている
トラムセットなどの飲み薬よりも抵抗は少なく、
ちょっと興味があります。
私自身、シップをよく使っているため、
そういった心理的な面があるのでしょう。
ただ、もちろん、副作用があります。
臨床試験段階では、九割超に副作用があったとのこと。
悪心6割超、嘔吐約3割5分、便秘約3割3分、傾眠約3割
処方する医師には、講習(e-learning=パソコン講習と思われます)を
受けることが義務付けられているようです。
これって、トラムセットを処方する場合でも
同様に医師に課せられた条件なのかな。
貼り薬ってことで、ちょっと興味が沸いてきた私ではありますが、
オピオイドを長期に使用することで、どのようなデータがあるのか
調べてみました。
すると、あんまり調査そのものも少なく、掲載していいのが見つからない。
国内でも、そういったデータがまだ見つかりません(非癌性疼痛に認可されてから
時間がたってないから当たり前)。
かろうじて、海外のサイトで使用する際の注意点みたいなのは見つかりますが
(別途、内容を紹介したいです)、
もっと長期に使った場合、どうなるか、ということを書いたものまだ到達できていません。
痛みが減ったら減らせるのか、あるいは何ヶ月か何年か使ったら
痛みの減り具合とは関係なく減らさなければならないのか。
そういった疑問に答えてくれるものが見つかっていません。
同じオピオイド系の
トラムセットを処方されている方は、
医師から何らかの説明を受けていらっしゃるのでしょうか。知りたいところです。
もうちょっと調べてわかったことをアップしたいと思います。