トラムセットの処方日数について質問をいただきました。
私は、薬剤師でも医師でもないのですが
とりあえず、調べてみました。疑問に思っていらっしゃる方が
いればお役に立てばうれしいです。
「新薬」「14日制限」「ルール」と検索すると、
いろいろ該当するものが出てきます。
どうやら、新薬は認可されてから14日間しか処方できないルールが
あるようです。
ここで、さらにその出所(ルールのもと)は、法律なのか、告示なのか
なんなのかいろいろ調べてみましたが、どうにも見当たりません。
また、調べて出てくるサイトが、当たり前のように「新薬は14日間しか処方できない」としか
書かれていないため、それらのサイト(民間運営)を示せず、こまったなーとさらに探しました。
そんななかで、とりあえず掲載してもよさそうなものが以下。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000014xdw.html
上記のサイトは、
2011年3月2日に行われた中央社会保険医療協議会の
総会議事録です。
同協議会は、保険診療制度や診療報酬改定などを手がける厚生労働省の諮問機関です。
そーいえば、ニュースでよく「来年の外来の初診診療報酬が+50円に決まりました」とかいってましたね。
あれは、こういった協議会で決めていたのかー。
上記のサイトのなかで、少しさがっていただくと
〇議事
という項目があります。
そのなかに
○事務局(吉田薬剤管理官)
という方(厚生労働省の方と思われます)が発言していらっしゃるなかに
「新薬につきましては、1年間は原則14日の処方ということになっているわけでございますが」
と発言されています。
ーーーーーーーーー
ただ、続けて読んでいくと、
「、例えば医療用配合剤で既に単味のものが出ており、実質的に1年以上の臨床経験があると認められるものについてはこの処方日数制限は外していいのではないかということになっていますし、下のところに、このような取り扱いについては個別に中医協の確認を得るということになっているところでございます。
(中略)
武田薬品工業から申請されております糖尿病のお薬でございますが、この総-1-2の右側のほうをごらんいただければと思いますが、それぞれの単味の製剤、それぞれ先発薬で申し上げれば、アクトス錠あるいはアマリール錠でございますが、効能・効果あるいは用法・用量を見ましたところ、今回の配合剤におけます効能・効果、用法・用量と見比べまして、既に1年以上の使用実態があるというふうに認められるのではないかというふうに考えてございますので、今回あわせて14日ルールの制限を外してよろしいのではないかという御提案でございます。」
ということをおっしゃっています。
ですので、一部の薬については、新薬であっても14日間以上処方されるものが出てくるようですね。
ただ、トラムセットについては、麻薬がはいっているので、個人的な意見ですが
いきなり30日処方はありうるのかな???とも思います。
なるほど、私も勉強になりました。
以上、あくまでも個人的に調べた内容ですので、
専門家のご回答をお待ちしたいところです。