痛みを抱えていると、なかなか理解してもらう医師に出会うまでが大変です。
かくいう私も、そのような医療難民?の1人。
いつも思うのが、一体どこの科でみてもらえばいいのか、です。
以下、過去の経験から個人的な意見を書いてみました。あくまでも私の見解なので
断定しているわけではないことを了解ください。
たぶん、多くの方が最初に整形外科に行くのではないでしょうか。
でも、ここでは骨のことしか診ません。
骨に異常がなければ、「問題ないですからすぐに治りますよ」で終わります。
皆さん、ここで躓いているのではないでしょうか。
もらう薬もシップや抗炎症薬。これが効かなくなったら終わりです。
ここで、もし整形外科医がとてもいい人で
あったとしても一つ、困った問題が出てきます。
慢性疼痛には、現在のところ、抗うつ薬やてんかん薬が効くとされています。
罹患期間が長いほど、効く可能性はあるようです。
しかし、整形外科では、これらを処方できない場合が少なくありません。
処方はできても、嫌がる医師もいます。
もし、自分のかかりつけ医が開業医で、長く仲良くやっているなら、
お願いすれば、抗うつ薬系も出してもらえるかもしれません。
でも、そういった方がいない場合、医療難民生活スタートとなってしまう可能性があります。
いろいろ行った中で、振り返ると
抗うつ薬系を試したいのであれば
ペイン系がいいのではないかと思います。
ただし、ペインもピンからキリまで。
硬膜外ブロック注射など、注射を中心に据えているところだと
薬には詳しくありません。
トリガーポイントブロック注射もありますが、これはあまり保険点数が高くない(つまり
病院にすれば儲からない)ので、やりたがらないところも多くあります。
行ってみなければわからないところもあるので
まずは、近くから電話して順番に当たってみるしかないですかね。
精神科系は、抗うつ薬を出してはくれますが
まず、話を聞いてくれるところを探したほうがいいと思います。
ここで大事なのは、
・最初に話したときに、こちらの言い分を否定しないで受け入れる
・大変でしたね、とねぎらいの言葉をかける
・処方する薬に対して、こちらが納得のいく説明ができる
(なぜこの薬を処方するのか、量を増やすのか、今、変える時期であるのか、など)
こういった医師にであれば、かなりお任せしてもいい度合いが高まると思います。
あと、ときどきみかける総合診療科も行きましたが、悪くはなかったです。
実は、私が通っている(といっても2回しか行ってない)今の慢性疼痛の病院もちょっと
遠いし、1分診療なのでやめようかと思っています。
整形外科と精神科が連携していて
それなりの評判があるようだったのですが、やはり聞くと行くとは大違い。
抗うつ薬を探していくだけなら、つらいからだを引きずって
片道1万円近くつかってタクシーで行く必要はないんですよね。
別の医師に予約を入れている裏切り者の私。
これは、ちょっと変わった科です。
電話で話した感じは、よかったなあ。
とりあえず、一度行ってから決めよう。