絶食療法の現状について、前々回に記事にしました。


その後、本日、夏樹さんにこの療法を薦めた医師から

お電話をいただきました。

前回、こちらからお電話をしたときは、診察中でした。

ですから、簡単にお話をお聞きしただけで、

また「詳しいことは時間があるときに別途」といわれていました。


医師によると、

大学病院が絶食療法から手を引いたのは、

「保険診療として扱うと赤字が続くから」とのこと。

このため、学会も昨年6月に閉会した、ということでした。

私が日本絶食療法学会について調べても、結果が出てこなかったのは

そういうことだったのでしょう。


言われてみれば、確かにベッドに寝たままで、

まれに点滴をする程度の患者ばかりでは

病院には利益は出ないでしょう。


ただ、同医師は

「絶食療法は40,50年前から

世界中で実施されており、現在もドイツやアメリカ、フランスなどで

行われている。個人的には、効果と必要性は感じている。

このままでは、あと10年で絶食療法がなくなってしまう。

ただ、ボランティアではやれないので自費診療でやる」とのことでした。


もうすぐ行う1回目の絶食療法も、その結果を発表するとのことです。


開業医や個人の総合病院しか行っていないわけが

これでわかりました。


このほか、事前に治療を受けるにあたっての概要や注意点、

治療前に行うことなども、丁寧に教えていただきました。


今までも、絶食療法に限らず、保険治療ではペイできないため、

診療をとりやめた治療話は、いくつも耳にしています。


何か大きなトラブルがあったために

絶食療法がなくなったのではないか、という私の懸念は、解消されました。


もう一つ心配なのは、絶食療法では、

期間中、一切の外界からの情報を遮断し、自分自身に向き合うことになります。

誰とも話さず、パソコンも携帯も全く使えない状態になります。

唯一話すのが、回診時の医師です。


私は、昔からかなり内省的な性格です。できるだけ、思考が走らないように

注意をして、日々、過ごしています。

しかし、

何か予想外が起きたときに、

自分を追い詰めることもあります。


食事をしないことで期間中、頭が回らず、ぼーっと過ごせればいいのですが、

内側に意識を向けすぎて、デメリットが多くでないか、ということです。


まあ、次々とこのようなことを考える心配症だから、

こんな病気になったとも考えられますけど(笑)。


絶食療法については、今後も調査を続けたいと思います。