今回は、アメリカ生活近況報告という事で。
1月から近所のアダルトスクールのESLに通っています。
ESLとは、English as a Second Languageの略で、英語がネイティブではない方々を対象とした基本的に無料の講座です。
月~木の午前中3時間の授業は結構ハードでして、宿題するので精一杯な私は予習していない不安から、授業中「どうか当てないで!」と毎回心の中で叫ぶ毎日でございます(笑)
ESLを受ける動機は、やっぱりアメリカで駐在生活をする上で、一度はESLを体験してみるのも自分の(低)レベルが客観的に判断出来て良いだろうといった興味半分。
更に来年9月からは、娘ちゃんが現地のキンダー(小学校の一年前)なので、学校の先生とコミュニケーションをとるためには必然的に英語力が必要になる訳で、というのが半分。
私のクラス、インターミディエイト・ハイ(中の上級)担当の先生はご両親がロシア出身という初老の上品なマダムなのですが、ライティングの上級コースも受け持っている関係か、ライティングとグラマーには中々シビアな方でございます。
そして、アメリカで大人気のアメフト優勝決定戦「スーパーボウル」は騒々し過ぎるという事でお嫌いの模様。
クラスメイトの方々の出身国は様々で、中国、韓国、台湾、ロシア、スペイン、グァテマラ、ペルー、そして日本と言ったところです。
20人位在籍している中で中心を占めているのが中国人の皆さんで、ざっと8人位かな?
中国人の皆さんは授業に凄く積極的で、私は最初その勢いに正直ちょっと引き気味でしたが、何か分からない事があった時に皆「どうしたものかな?」と様子見している中で積極的に先生に質問してくれるし、先生からの呼び掛けにもすぐに応えてくれるので授業がとても活発になっていると感じるので、今ではとても感謝しています。
心の中でいつも「Good job!」を発していますが、先生は一度も授業中にその言葉を発した事がないので使い方が違うかもしれません汗。
私と言えば、瞬発力が足りず、一瞬「私、間違ってない?」と躊躇している間にタイミングを逸する事多々あり。見栄張ってもしょうがないので、とりあえず反応してみるように絶賛瞬発力増強中です。
中国人の皆さんは結束力も強そうな雰囲気。初対面でも遠慮とかせずフランクに話されている模様。ちょっと羨ましい。
その中でも、二十代と覚しき色白黒髪美人ちゃんがいらっしゃいまして、先生も彼女が超お気に入りな様子。
彼女は毎回先生のプリント配りやホワイトボードを消す手伝い、更には授業中の質問やロールプレイ等、随所で先生のサポートを率先してやっており、何よりいつも笑顔で楽しそう!
うーん、トンでもなく好感度高し。
実は彼女のファンがもう一人いるのです。
隣に座っている、白髪のロシア人お爺ちゃん。英語は話せる様子なのですが、ナゼかどこのページをやっているのか分からなくなるようで、彼女が欠席した時には後ろに座っていた私が何回かお爺ちゃんに質問されちゃいました。
私が教えてあげてもどうやら私の答え方が悪かったようで、お爺ちゃんは険しい顔をして首をひねるばかりで、自分の英語力の拙さに申し訳ない気持ちで一杯になりました。
後日、彼女が出席した時にお爺ちゃんの様子をチラチラ見ていたのですが、彼女から色々と教えてもらう間中、凄~くニッコリしているんですですよね、その横顔が。お顔のシワが全体のウェーブがお爺ちゃんの「ボク幸せだなぁ」っていう気持ちを全力で表現している感じ。
彼女の事が大好きっていうのが私にも伝わって来ました。
そして、それは当然だなぁと思いました。
彼女の持っている、明るくてふんわりしてて軽い感じが一緒に居てすごーく心地よいんですよね。生きている事が楽しい、その瞬間瞬間が楽しい!っていう雰囲気が伝わって来るような。
その時、自分の事を振り返ってハッとしちゃいました。
何せ私は、授業についていくのに必死で自分の事で手一杯な訳で毎日胃の痛くなる思いで「早く授業が終わって欲しい!」とネガティブオンパレードですから。
強いて言えば、ネガティブでも重々しいのがあんまり良くない感じかなって思いました。重々しいイメージが体を重く鈍くして調子を崩してしまう気がします。
なので、軽いネガティブ~みたいなのに変えてみようかと。ふんわりネガティブとかね♪
そして、やっぱり笑顔が大事だな~と。笑顔の魅力に敵うものはありませんね。
言葉が通じない中で顔まで怖いと大分誤解されちゃいますよね、って当然ですが(笑)
でも、言葉が通じない中だから、その代わりに人それぞれの持つ雰囲気、言葉以外のコミュニケーションがダイレクトに伝わってしまうのかも知れません。

ごゆっくりどうぞ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




