母猫パリス物語① | CatSocion*啓発活動中

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幸せを待っている猫のために・・・

昨年関わった、堺市劣悪環境のTNR。

 

幾度が、ブログに書かせて頂きました。

 

年末、パリスの子猫のオペラが30日、マレが31日に

おうちの子になりました。

 

ワタシの役目は、感無量で終了しました。

 

が、お話は、終わっていませんでした。

 

母猫のパリスに、驚くようなお話があります。

 

2回に分けて、書かせて頂きます。

(画像は、見守りチームから頂きました。)

 

 

パリスに初めて会ったのは、

現場視察に行った時でした。

 

長毛のミケのきれいな子が、

こんな不釣合いなところにいる・・・

 

 

 

フェンスの向こう側から、

冷静な目で、静かに、私たちを見ていました。

 

とても印象的なネコさんでした。

 

 

それから、

この場所は、TNR計画になり、

順番にTNRが終えたところ、

パリスは、授乳している様子がうかがえました。

 

 

見守ってくださる松原命を救う会とF親娘さんの

見守りチームから、届いた画像は、

 

 

 

ゴミの中にいる子猫、

 

 

そして、パリスと子猫たち・・・

 

 

離れ離れにするのは、

いつもながら、心が痛いのですが、

 

カラスやタヌキの餌食、

交通量も多く、

子猫は、あの場所では育ちません。

 

 

4年の餌やりさんの話では、

パリスは、

そのころにはもういた。とのことで、4歳以上になります。

 

 

では、幾度も出産したのでしょう。

そして、目の前で、子猫たちが餌食になったり、

交通事故で命を奪われるのを、

何度も見てきたのかもしれません。

 

その悲しい目が、そう伝えているように思えます。

 

 

「この子たちを、助けて!」

 

 

 

チームは、絶対に救わなければと動き、

 

子猫は捕獲され、

ワタシのところにきました。

 

 

以前にも書いていますが、

もう酷い外観に、沢山の寄生虫と菌が付着して、

長い子で、きれいになるには、3ヶ月以上かかりました。

 

子猫がこんな様子なら、

きっと、

パリスも同じに違いない。

 

 

それから、

見守りチームから届いた画像は、

目を覆うような悲惨な姿でした。

 

げっそりとやせ細り、

夏毛?、、、短毛に。

 

 

 

毛はあちこちハゲて、

真菌か、ハジラミか、ノミでかゆいのか、

掻いて、血が滲んでいたそうです。

 

 

病院に連れていくには、再度、捕獲をしなければなりません。

外の子の2回目の捕獲は、とても難しく、

画像を持って、

エイベットさんに薬をお願いして頂きました。

 

真菌薬とハジラミの飲み薬を

ウエットフードに混ぜて、

毎日、食べてもらいました。

 

 

 

自分のことだけ、頑張って生きて!と、

遠くから願い、

この間、

子供はすくすく、育っていました。

 

 

 

夏の外の厳しさを超え、

秋になり、

 

見守りチームのおかげで、

 

パリスの姿も変わりつつありました。

 

ハゲも目立たなくなり、

毛がふわっとしてきました。

 

 

 

 

何よりも、お友達もできました。

 

夏の終わりくらいに現れたガリガリで、

ガーリーと名付けられた女の子と、

 

 

 

 

 

みんなから離れたところで、ひとりで食べていたパリスが、

仲良く一緒にフードを食べるようになりました。

 

ガーリーも見守りチームから

栄養もしっかりもらい、

名前を変えないといけないふっくらさんに。

 

 

パリスは、冬仕様の長毛に。

 

 

 

 

毛のせいなのかは不明ですが、

ふっくらとしています。

 

 

胸のマフラーもしっかりあります。

 

見違えるほど、

きれいな姿になりました。

 

 

 

長毛の子と短毛の子と、

外にいる子は、どちらも同じ厳しい環境に違いなのですが、

 

 

一斉手術のお手伝いをしていると、

長毛の子に、

ひっつき虫が、体中にくっついている猫さんが

いたことがありました。

どうして寝ているんだろう。

痛いだろうな....

 

 

また別の猫さんですが、

体中に毛玉があり、

その毛玉が皮膚を引っ張って、

赤くなっていました。

 

毛玉の中に、ゴミが入っていることも、、、

 

 

尾っぽの長い毛が、ベタベタで固まり、

皮膚がぐちゃぐちゃな猫さんもいました。

 

みんなできるだけ、処理をしてあげています。

 

長毛種は、外の環境に適応できていません。

 

 

そう思うと、

パリスの長毛が、良くなったと思える反面、

一斉手術で見た、長毛種の子たちを思い出し、

また、

この劣悪な環境下で、

歳を取っていくのかと思うと、

居た堪れない気持ちに、

チーム全員も、そう思っていました。

 

 

 

続く・・・

 

 

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〜キャットソシオン子猫の譲渡会〜

2月

幸せ探しの譲渡会

*今年より大人ネコも少数参加します*

 

*第26回*

日時:2月17日(土)13:00~16:00

 

場所:大阪市都島区都島本通3−26−29

(地下鉄都島駅から東に約4〜5分)

CatSocion   Galerie et Maison

 

 

三毛猫子猫譲渡会譲渡会参加費のお願い

参加費:大人¥500 (子供無料)をお願いしています。

保護主の不足している医療費に全額充てがわせて頂きます。

どうぞ、ご理解、ご協力をお願い致します。

 

 

 

 

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地下鉄谷町線都島駅一番出口から、

りそな銀行方向を道路沿いに3筋進み、

黄色いインド料理屋を右折し、

2つ目の筋を左折し、

中規模のマンションの隣の白い外壁の建物です。

場所:大阪市都島区都島本通3−26−29

(地下鉄都島駅から東に約4〜5分)

CatSocion   Galerie et Maison