以前のブログで書いたように、
きょうだい児はネガティブな気持ちを持ちやすいです。
しかし、これらの気持ちを持っているから悪い、ダメだというわけではありません。
どのような感情・経験もあなたの人生の一部です。
あなた自身です。
また、病気や障害をもつ親を責めている訳ではありません。
きょうだい同士がサポートし合うことは決して悪いことではありません。
自分がだれかの助けになる事で得られる学びや高まる能力もあります。
親自身も、傷があり癒えていないのです。
時代や社会的背景などの影響もあり、
親自身もアダルトチルドレンの可能性があるからです。
(後日、書きたいと思います)
病気や障害をもつ子自身も
つらく、苦しんでいることが多いです。
ただ、かわいそうな存在ではないのです。
彼らは、懸命に生きています。
今回は、きょうだい児にどのように接したらよいのか
あげていきたいと思います。
・両親ときょうだい児だけの時間をつくる。
たとえ短い時間でもきょうだい児と話す時間をつくる。
その中で、きょうだい児の変化、SOSに早い段階で気づいたり、
気持ちを受け入れてあげることで自己肯定感が上がります。
・年齢に合わせた情報提供をする。
きょうだい児も、病気や障害のある子どもをサポートする一員であるなら
年齢に合わせて、きょうだいの情報をわかりやすく伝えることはとても大切です。
・親自身もまわりの人を頼り、自分を大切にする。
親自身も傷ついています。
楽ができる場所、人、物などの情報を探してみてください。
・きょうだい児が歓迎される場を探す。
きょうだい児は、自分の存在が無視されていると感じることが多いです。
自分の気持ちを表現する、誰かに理解してもらう経験がとても少ないです。
きょうだい児が家庭の外で安心して表現できる場所、
受け入れられる場所を提供しているところがあります。
探してみてください。
(NPO法人しぶたね…きょうだい児のサポートをされています)
今後は、きょうだい児が生きやすくなるような心理的なアプローチなどを
情報発信していきたいと思います。
ありがとうございました。