図書館でふと見かけて借りた本。

【送料無料】「叱らない」子育て

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価格:1,260円(税込、送料別)



軽い気持ちでページを開いたら
内容がすごかったです…


幼児虐待をしてしまったお母さんから
寄せられた手紙でほぼ構成されているのですが、
すごく胸が苦しくなりました。


幼児虐待による子供の苦しみはもちろんですが、
そうするに至ったお母さんの苦しみが
すごく伝わってきて、
本当に胸が痛くなるほどでした。


虐待をしてしまうお母さんも、
結局は何かの被害者なんですね。



子供のことでイライラして怒ることはあったとしても、

実は旦那さんへのイライラや、
義母や実母へのイライラ、
どうすることもできない孤独感や無力感など、
そういった直接本人に向けられない感情が、
全て子供にいってしまう。


そんな実態を見ればみるほど、
お母さんの心を解きほぐすことが
どれだけ大切なのかを痛感させられました。


私も他人事ではないな、とドキッとさせられたのが、
誰からも「いい子ねぇ」と言われるような子供に育てようとしたお母さんの話。


自分の子どもはやっぱりかわいい。
かわいいけれど、泣き叫び続ける自分の子どもは憎らしい。

どうしてうちの子だけこんなふうなんだろうと、
イライラ悩む日々が続きました。

(略)

「この子は全然笑わへんな。」

子どもはいつも笑っているもの、という感覚が染み込んだ主人の祖母のこの口癖が、
ずいぶん長い間私を苦しめました。

(略)

私の母親の意識の中心は常に周囲の目にありました。
子どもの出来不出来が家族の評価の対象だったのです。



そんな母親のようにはなるまい、と決めた彼女自身が、
自分の子どもの気持ちよりも、
周りの目を気にした子育てをしていた
ことに気づくという話だったのですが、
私も似ている所があるなとすごく感じたんです。


だって、どうせなら、
誰からも「いい子ねぇ」と可愛がってもらいたいですもん!


そんな親ならではの自然な感情が、
行きすぎると、
何気ない周囲の一言に苦しみ、
子どもの虐待にまで繋がるだなんて…

こう見えて結構人の目が気になる私には(笑)、
とても必要な文章でした。


お母さんの元気な心作り。

そのためにできることを
少しずつやっていこうと思いました。


まずは、明日のワークショップでたくさんのママさんと
元気な交流をしてきたいと思います[みんな:01]


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