今日、一通の差出人不明の封書が届いた。


それは、私が通っていたサロンから、

経営不振による営業停止のお詫びとお知らせ。


ついこないだも通ったばかりのサロン。


スタッフさんもみんな明るく、対応もよく、

お店もいつも予約でいっぱいだっただけに、ビックリした。


でも、後付だから説得力はないけれど、

私がこのサロンで一つだけ気になっていたことがあった。


それは、




お辞儀




帰る際に、エレベーターのドアが閉まるまで、

丁寧にスタッフさんが見送ってくれていたのだけれど、

ドアが閉まるまさにその瞬間、

お辞儀から上げる顔が、笑顔から無表情に変わっていたことが、

ずっと気になっていたことを思い出した。


ほんの0.01秒。

その瞬間にすべてが現れる。

その瞬間で、すべてを感じる。

人ってそういうもんだ。


一番見えないときこそ、

一番見られる。


そんなことを考えていたら、

会社の先輩がタイムリーにお辞儀の話をしてくれた。


「お辞儀は心。 深く一礼をして、その瞬間にお客様の心を感じるの。

 心を通わせるの。

 そうすると、お客様がどんなことを感じていらっしゃるのかが、よーく分かるのよ。

 お辞儀は侍の文化です。 ヘコヘコしないこと。」


所作が常に美しい先輩の言うこと。

説得力が違いました。学びます(笑)


教訓:お辞儀にあり方がすべて出るアップ