《Verse》Santa Clara | ~‡ 紫雨薫の部屋 ‡~

~‡ 紫雨薫の部屋 ‡~

気まぐれに徒然に‥時に衝動





今日は、終戦記念日なので。


去年も載っけた詩(Verse)ですが。




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夏になると

オバケだ、幽霊だ、肝試しだというけれど

そんなの季節なんか関係ないし

トンネルや病院や廃墟だけのことじゃない



太古の昔から人々は争って、

そこかしこの野っぱらで

死んでたりするんだ

その野っぱらが年月が経つにつれ、

山になり、川になり、埋め立てられ、

整備され、家が建ってたりするんだ


いくら現代人がカッコつけて

アスファルトの上を歩いてても

その数十メートル下には

誰かの死があるのさ

野ざらしの




道路脇の水路や分離帯の植え込みの中に

捨てられている カンやビニール

文明の利器という甘言に踊らされ

感謝の表現が不見識

ゴミを決まった場所に捨てられないのは

英霊の形なき墓標を汚しているのだ

生前の思想などは問題外




もう一つの意味を持つ『命ある自然』

その歴史を子供の頃から教えないのは

この国の怠慢

自分の存在の起源を

過去の真実をもはや隠すな

占領や虐殺 美辞麗句な大義名分




語り部の言葉を形に表せ

命あるうちに“ 光 ”を与え

その世界をいただき『 いのち 』を育てよ



今のうちに



目に見えるものが すべてじゃないことを







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