ペットの死に関する哀しい話です。
泣いちゃいそうな方は読まないでね。
catがまだ南の島に住んでいた頃からの友達、Aちゃん。
彼女達ご夫婦が子供のように大事に大事にお世話をしていた家族の一員、ちーちゃんが虹の橋を渡ったとラインがきた。
涙が出た。
ちーちゃんは保護施設からAちゃんちに来た。
その時点でもうそこそこご高齢のおばあちゃんだという事だった。
それがコロナの何年か前。
だからもう超が付く高齢だったと思う。
いわゆる、私たちが歳をとって関節症になるような、そんな感じの、歩けなくなる病気だった。
手術しても治るかどうかわからない、と。
ましてや高齢なので、手術は負担も大きい、と。
悩みに悩んで、Aちゃんはちーちゃんに手術はさせず、余生を見守る選択をした。
老衰もあるし、歩けないから体力も落ちていって、Aちゃんはこの夏覚悟をきめなければならない、なんて状態の時もあった。
でも元気に夏を越したちーちゃん。
何週間か前に、固形物が食べられなくなった、とラインがきた。
それからしばらくして、心配でラインしたら、食べられるようになった、と言っていたのに。
12日に旅立ったそうだ。
Aちゃんの家は遠いので、ご自宅には一回しか行ったことがなく、ちーちゃんに会ったのはその一回だけだ。
というか、ちーちゃんに会いに行ったのだ。
そんな私でさえこんなに心が張り裂けそうなのに、Aちゃんの痛みはいかほどか。
私ががんだと宣告されてパニック状態で、口を開いて何か話そうとしても涙が止まらなかった時、何度も何度も心配して電話をくれたAちゃん。
Aちゃん、涙が止まらず、目が腫れてるという。
私がAちゃんにできることは何か。
今はそっとしてあげることだと思い、
落ち着いた頃に電話するね
今は思いっきり泣いてください
とラインした。
実家の猫が入院中に亡くなり、母と弟が亡骸をお迎えに行った時、わんわんと泣く2人に獣医さんが、
野良だったのにお家に入れてもらって
いっぱい可愛がってもらって
病気になったら病院につれてきてもらって
こうやっていっぱい泣いてもらって
お前は幸せ者だねえ
と亡くなった猫に声をかけてくれたそうだ。
Aちゃんに同じ事を伝えた。
看取られる幸せ。
看取ってあげることができる幸せ。
どちらも愛情が必要だもの。
Aちゃん、ちーちゃんは、Aちゃんちの家族になって、本当に幸せだったと思うよ。
実はこの話をアップしようか悩んだ。
というのは、私がフォローしている方のワンコが、今、治らない病気の闘病中で、その方が気分を悪くされるかもしれないと思ったからだ。
最後の最後までそのこが穏やかな時を過ごせるように、あれこれ手を尽くしている彼女。
彼女がこの記事を読むか読まないかわからない。
だけど、もし読んだら気を悪くするかもしれない。
気になる人は読まないでね、と最初に付け加えたのはそのためだ。
でも敢えて記事にすることにした。
動物はニンゲンみたいな雑念がないから、きっと敏感に、飼い主の気持ちを感じている。
ワンコ、彼女の愛を、今一番感じていると思う。
貴女の優しい気持ち、伝わっているよ、と声をかけたかった。
余計なお節介だと思いながら。
私は私でうちの猫達に、ちーちゃんの事を報告した。
ちーちゃん、お空に行っちゃったんだって
哀しいけど
ちゃんと看取ってもらえてよかったね
おばちゃん(cat家では飼い主のことをお母さんとは呼びません)もあんたたちのことちゃんと看取れるかなあ
頑張るからね
ってね。