母は肝臓がんでもあるけど肝硬変でもあるので、主治医は執刀医、肝硬変に関しては内科医が担当しています。
肝硬変に関しては普段はかかりつけ医に診てもらっています。
前回帰省したのは内科医の診察に付き添うためでした。
その前に主治医に会った時は、手術はしない、と。
その時は、手術以外の治療法は内科的治療なので、こちらでやろう!と言ってもあちらでムリとなるかもしれない。
まだ小さいし、進行も遅いし、肺に近いところの様なので、経過観察で良いのでは?という事でした。
きちんと説明したのですが、母はどうして無治療という話をされているのかきちんと理解していない節があります。
なぜそう思うのかと言うと、かかりつけ医が、治療法ならあるのに何で無治療何だろうなあと言って、治療してくれるよう手紙を書いてくれたというんです。
恐らく、無治療=手がない=早死という式になっている模様。
その様にかかりつけ医に伝えたのでしょう。
内科医から開口一番、外科の先生に何て言われたの?の聞かれてしまいました。
内科医が言うには、がんに関しては外科医が主治医なので、もちろんカンファレンスはするけれど、彼にお任せしていますから、との事でした。
まだ小さいので、とりあえず次の診察でCTを撮ってみましょう、との事でした。
そのCTを撮ったのが今月初め、弟に付き添ってもらいました。
まだ1センチにもならない小さな腫瘍の様です。
治療法は3種類ある、と。
治療するかしないかも含めカンファレンスし、その結果がわかるのが24日。
がんの種類も違うので当然治療法も全然違うんだけど、治療に関してはがん素人の弟より経験者の私の方がわかりやすいかなと思い、私が付き添う予定だったんだけど、まさかのインフルエンザ。
仕方なく弟に行ってもらう事にしました。
母はこちらが何を話しても諦めてる、と言った感じです。
考えたくはないけれど、終わりがくる、と言う時に、それが明日ならまだしも、いつになるかわからない、とりあえず1年2年以内ではなさそうって言うことであれば、諦めて過ごすには長すぎるよね。
諦めて生きていたら、逆に辛すぎて早く死にたくなりそう。
以前意思決定外来を受診した際に、病人の生活を送ってはいけない、と言われましたが、こういう事なんだろうな。
病を煩っていても、生きていかなきゃならない時間って結構長い。
であれば、少しでも自分に優しく、楽しく、やりたい事をやって過ごしたいし、母にもそうしてほしい。
それを母にどう伝えたらいいのかな。