私は京大理系学部にストレートで入り、その後も大手企業の研究職につき、結婚も子供もでき、特に苦労もせずに、まぁ、順調な人生を歩んでいるんだろうなぁと思います。
きっと、これも、私の親がきちんと育ててくれたおかげ。
では、私が親から受けた教育をそのまま私の子供にしたいか、と言われると、実はNOなのです。
私にも足りないところがたくさんあって。
仕事の上で、苦労していることや、自分にはこの力がないなぁと実感していることろが。
娘には、私が足りないと思っている力を身につけておいてほしい。
・・・と思うのは、親のエゴなのでしょうか?
自分に足りないところ -1- ~創造力~
私は数学や物理などの問題を解くのは大好きで得意でした。
それも、より簡単な方法はないかと、いろんな解き方を考えたりも得意だし、「応用力」というのは抜群にあったと思います。
ある「正しい」基本的な方法・手法をもとに発展させていく力です。
仕事でも、工夫したり発展させたりという業務は得意。
実験のさまざまなデータから、現象を推測して理論を構築したりするのも得意です。
でも、私は「ものづくり」の研究職。「新しいものを産みだす」のが仕事です。
ゼロから新しい発想・アイデアや独自の理論を考え出したりする力。
私にはその力が乏しいなぁとつくづく思います。
受験勉強には必ず「教科書」があって、「これが正しい」ってことがあって、それを身につけ展開させます。
でも、研究には「これが正しい」ってことがないのです。
世の中で誰も見つけていないことを発見したり産みだしたりするってことは、もちろん「教科書」はなく手探りの仕事ですし、
常識って言われてることも、あとになって間違いだったってことも多いです。
最終的に大きな成果をあげている人は、常識にとらわれず、自分の信念とゆうか、独自の理論をしっかりと持っている人だと思います。
私は自分の理論を支持する「教科書」がないと不安になるし、すぐ左右されてしまいます。
何か新しい方法・理論を考える時、参考論文を探すのは当たり前ですが、論文がないアイデアをなかなかパッと思いつきません。
なかなか常識から離れられず、新しい着眼点・発想に切り替えられないのです。
学歴はなくても、あまり論文とか勉強しない人でも、行き詰った時、パッと新しい発想をおもいついたりする人がいて、本当にすごいなぁと思います。
騒がれているSTAP細胞。生物界の常識を覆すと言われてる現象。
STAP細胞が本物かどうかはおいといて、私に小保方さんと同様の力があって、同様の仕事をしていたとしても、私には「STAP細胞」は発見できなかっただろうな、と思います。
もちろん私が持っている工夫したり、発展させたりする力が一番必要とされる仕事もたくさんあると思うけど、
研究職というクリエイティブな仕事には、新しいものを生み出す創造力が不足していることは、結構、致命的なのでは?なんて思ってます。
娘にはそんな創造力身につけてほしいな。
じゃ、どうやったら?というのはまだ分からないですが。
いっぱい遊ばせたり、自由に工作したり、考えさせるよう問いかけたりしながら、毎日試行錯誤しています。
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