Norwichはイギリス東部ノーフォーク州の州都で、同じく東部のケンブリッジからだと北東に向けて車を走らせると１時間くらいで着く。

ノーフォーク州は海に面していて、広い農地のなだらかな土地の広がる、穏やかな田園風景や、古く可愛らしい石造りの建物の村を縫うようにドライヴするのは、とても気持ちがいい。

Norwichは、街の中心地にサクソン時代から続くマーケットがあり、アールヌーボーの装飾の美しい商店街も有名で、いつでも人で賑わっている。

坂を上がったり、下ったり、曲がりくねった、店の並ぶ道は石畳で古くから続いている迷路のようで、ちょっとした冒険気分。

あ！あの時計、可愛い❣️

駅の時計や、街のクロックタワーが好きな私には、この街には素敵な時計が沢山あるので

楽しい。

大聖堂の横を通ると、運河に出る。

この運河を使って1096年に出来たという大聖堂に使う石をフランスから運んだのだそうだ。

今は、個人の家になっている、船着場の家。

運河に沿って歩くと、Norwichの駅に着く。

この駅は、ビクトリア時代からある駅ということで、見てみたかったのだ。

立派なドームのある駅が見えてきた。

煉瓦の佇まいが、どっしりと落ち着いていて、いい感じ。

中に入ってみると、天井が素敵だった。アイボリーに緑と深いエンジ色がアクセントになっている。

プラットホームも、アイアンワークの装飾や鉄のアーチにガラスの天井が立派だった。

次に来るときには、電車で来ようと思う。

また来た道を戻って、ランチまではまだ時間があるので、大聖堂を見学しようということになった。

大聖堂の周りには、古い建物が多くて、リージェンシースタイルというビクトリアンより少し前のスタイルの家がたくさんあって、そんな建物の窓や煙突を見て歩くだけでも飽きない。

大聖堂は、入場無料なのだけれど、10ポンドの寄付をした。

ボランティアでいるのだと思われる人たちが、とても親切で感じが良かった。

大聖堂の中は、天井が高くて、深く奥まで続いていた。細やかな装飾がいろいろなところにあって、外の眩しい陽射しがステンドグラスを燃える炎のような鮮やかな色にしていた。

外の回廊も、静かで、光と影が美しかった。

外の回廊から聖堂内に行く扉は、とても凝っていた。

とても広いし、見どころがたくさんあるのだけれど、こんな古い落書きがあったりする。

1628年！

もっと古いのもあった！！！

こういうところを無料で、誰でも入れるようにしているところもすごいけれど

このスケールの建物を建てた財力や、それを保存してきた人々の続いてきた努力や誇りに畏れ入った。

さて、ランチは大聖堂の目の前にある日本料理のレストラン。「四季」へ。

ここは、ブログを通じてお友達になった方から勧められたのだ。

ここのお寿司がとても美味しい。と聞いていたので、楽しみにしてきた。

ここも、とても古い建物のよう。2階席に案内してもらったのだけれど、シンプルで落ち着いていて居心地がいい。

さて、私たちが頼んだのは、12ポンドのお寿司のセット。

それから、揚げ出し豆腐とかき揚げ。キリンビール。

キンキンに冷えた瓶ビールが美味しい（イギリスでは冷やしたビールは出てこないので新鮮に感じる）

揚げ出し豆腐は、衣が3種類で、手前のものは磯の香りがしたし、すっごく美味しかった。絶対に自分では作れない揚げ出し豆腐だなあと思った。

かき揚げは、夢中で食べてしまい写真を撮り忘れ、、、。

海老がプリッとしていて、こちらも料理人の作るかき揚げという感じで、美味しくいただいた。

そして、お寿司！

これは、とても私の好みだった。

小さめの握りで、お魚もエビも、海苔も！一つ一つが深く満足するお寿司だった。

食べている間、なんだか世界がキラキラして見えるような、幸せな時間だった。

イギリスで、こんなに美味しいお寿司を、しかもこんなお手軽な値段で食べることが出来るなんて思わなかった。

ご飯がおいしかったので、メニューにあった、おにぎり。もきっと美味しいに違いない。

また、絶対に来よう！と思う。

教えてくれた、お友達には心から感謝だ。

Norwichには、何度か来ているけれど、今回は新しい発見が沢山あったし、まだ歩いていないエリアも沢山あるので、また何回も訪れたい街だ。

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