「逃げ恥」で共演した星野源と新垣結衣が結婚したとのニュースに、さっきから興奮しているところ。娘とテキストを送り合って、嘘!ほんと???と盛り上がっている。

なんか、すっごく嬉しいニュース。

星野源は、なんか冴えない男なのに、心にサクッと入ってくる声で歌を歌い、キビキビとキレのいい踊りを踊り、細野晴臣のライブで昔の細野になりきって鉄琴を上手に演奏したり、面白いエッセイも書いてしまう面白い人だ。

あるエッセイで、赤ちゃんの源がお父さんだかお母さんだかが、高い高いをして、一瞬宙に浮かんでいる写真があり、お父さんが「あの時空から、お前が落ちてきたんだ」というのを信じていたというのがあった。

ラピュタの映画をみて、ベランダで空を見上げて、空からシータみたいな可愛い女の子が落ちてこないかなあと待っていたというのとか、すごくいいなあ。この人。と思った。

 

新垣結衣は、娘と私のとても好きな女優さん。この2人の共演シーンは、本当に胸が切なくなって、2人が上手くいきますように。と毎晩お祈りしたいくらいだったので、ドラマが実現したみたいで、なんだかハッピーな気持ち❤️

 

こういう面白くて、気持ちのいい人が世界に存在していて、そんな2人が家族になったということが、なぜだかとても嬉しくて、私をも幸せな気持ちにしてくれる。

 

今朝、今年初めての白鳥の家族を見た。

ダイニングから見下ろすケム川をお父さんとお母さんが、5羽の雛たちを連れて泳いで行くのを眺めた。

去年は、一年かけて、ある白鳥家族の成長を毎日観察させてもらったのだけれど、この小さな灰色のフワフワした赤ちゃんたちのやんちゃぶりが本当に可愛いのだ。

 

うちのベランダの下を乳母車を押して歩いているのは、なぜか男の人が多くて、ほとんどはカップルではなくて、男親だけということが多い。

これは、イギリスで私が不思議に思っていることの一つ。

 

白髪のカップルが手を繋いで、散歩をしているのだけれど、ファッション(主に紺色の上下)が似ているだけではなく、ヘアスタイルも似ていて、どっちが男でどっちが女かわからない年配カップルが多いイギリス。

 

普通に、これが家族って思っていたのとは違う姿を日常的に見せてくれるイギリスなのだけれど、人がお互いを思いやるという基本的なところ、優しさ。を男だから。とか、女だから。というのを超えて示しているような気がする。

 

ある、人と人がお互いに好きになって、お互いを大切に思って、一緒に家族というものになろうという、ただそれだけのことなのだけれど、すごく久しぶりに、わあ!素敵!と思った。まるで、5月のイギリスの晴れた日の野原のように、清々しいニュースだった。