ゴボウに、人参、蓮根、椎茸に鶏肉の筑前煮が急に食べたくなったので
ミルロードの中華食材の店にゴボウを買いに出かけた。
ミルロードには、他にもアジアの食品店があるので、いくつかはしごした。
ついでに、チャリティショップにも寄って、ビンテージのパイレックスなんかも買ったり。
ミルロード、そして、もう少し街の真ん中寄りのグラフトンというエリアは、とても面白い。個人商店が多くて、レコードカフェだとか、ワッフルのカフェ、個性的で美味しいカフェやレストランがいっぱいあるし、イタリアン、ミドルイースタン、中華と、インターナショナルのこじんまりしたレストランがある。
ここは、観光エリアから少し外れているので、地元の人々が集うエリア。
東京で例えたら、このあたりは吉祥寺とか下北沢のような感じじゃないだろうか。
うちから、ミルロードに行くには、古い集合住宅を通り抜けて30分ほど歩いていく。
二階建ての、鰻の寝床のような奥行きのある住宅は築100年は経っているのではないだろうか。
玄関の扉や、ドアノッカー。小さな前庭などを眺めながら、テクテク歩いていると全然退屈しない。
住宅街に突然、1000年くらい前の僧院が現れたりもすることもよくある。
あとは、昔の銭湯とか。ここ、バスハウス。と言って昔は家にお風呂がなかったから
ここはお父さんたちの社交場だったらしい。と言っても、一人一人、バスタブを使うので
1人が終わると、お掃除の人がバスタブを綺麗にして、新しいお湯を入れたらしい。
シャワーが家庭に行き渡るようになるまで、人々はバケツの水で体を洗っていたとか。
藤が素敵なお家。
ミルロードから、近道として、墓地を通る道がある。
ここは、地元民しか多分通り抜けないと思うのだけれど、結構家族づれとかペット連れでくつろいでいる人が多い。
墓石が、もう朽ち果てたような石の十字架だとか石碑で、名前も読み取れないくらいに
古い。どうやら歴史的なサイトでもあるようで、入り口には、見るべきお墓やアートの表示がしてあるくらい。
この可愛らしいお家は、墓守の家だったのか、何かしらこの墓地に関係した古いおうちらしい。
歩きながら、花や木を見るのも好き。
小さな石畳の隙間から、忘れな草やデイジーが花を咲かせているのも、可憐だし
今日は、白いライラックを見かけた。
黒猫ちゃん。
さあ、明日は土曜日。
週末は、何しようかな。