長旅の後に食べたいもの、、、。 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

もう深夜を過ぎているのだけれど、全然眠くない。

そう。時差ボケというやつだ。

 

それで、この海外へ旅した時の初期症状というか、そんなものを書き留めておこうかと思った。

夫は、長旅をして帰ってくる私を早朝のロンドンの空港まで迎えにきてくれた。感謝。

家には、花が飾ってあり、カードも添えてあった。感謝。

そして、ご飯も作ってあった。感謝。

豚の角煮だった。

 

まず、アメリカ人の夫が、生姜の効いた醤油味の豚の3枚肉を圧力鍋で料理してくれていたことには、驚いたし、煮卵もついていたし、嬉しかった。ご飯もついていた。

 

ただ!飛行機での長旅の後、あなたは豚の角煮が食べたいだろうか?

 

ニンニクや脂身たっぷりの肉を使った、チャーハンやラーメンがご馳走の彼が、ものすごいご馳走を心を込めて作ってくれた。というのは、涙が滲むほどわかる。

でも、、、。

 

この間、私は気づいたのだった。

私が最近好んで食べているのは、ものすごく優しい味の淡白なものが多いということを。

例えば、白米。豆腐のスープ。玉子焼き。野菜の揚げ浸し。ポテトサラダ。というのがある日のメニューで、写真を見ると、まるで老人ホームの食事である。

 

サンディエゴでは随分とご馳走もいただいたけれど、基本、家にいる時の私は竹輪かきゅうりを齧ってビールを飲んでいたのだった、、、。

 

そんな、普段でも脂っぽいものはちょっと、、、。という感じになってきていたところで

サンディエゴ時間の夜中に、豚の角煮は、胃が、、、。ちょっと、、、。なのだった。

 

あんまり、お腹が空いていないから。と、少しだけ食べて、イタリアのワインを開けてもらったら、美味しくてどんどん飲めた。

チェダーとグーダチーズと、ラズベリーをつまみに飲み出したら、美味しくて止まらない。

 

今日は、あったかいミルクティーをしみじみと飲んで、グリルしたフィンランドの鱒とアスパラガスを食べた。

あっという間に、体がここの食事を求めているのに驚いてしまった。

息子が買い物に行くので、何か買ってきて欲しいものがあるかと聞かれ

「卵と、ミルクと、ベリーを買ってきて」と頼んだ。

イギリスの乳製品。ベリー。そして卵は、本当に素晴らしく美味しい。

 

明日は、何を食べたいって思うのだろう。

 

飛行機の長旅の後に、私が食べたいなあと思ったのは、温かいおにぎり。薄味のうどん。

イギリスならば、ミルクティーにカリカリのイギリスパンのトースト。というのもいい。

アメリカならば、なんだろう?

 

今度、イギリスに私に会いにきてくれる人がいたら、おにぎりとほうじ茶を持って迎えに行こう。と思った。